[レベル: 中級]
Google は “Continuous Scroll”(連続スクロール)を PC 検索に導入しました。
米国での英語の検索で始まっています。
Starting today, we’re bringing continuous scrolling to desktop in English in the U.S. so you can continue to see more search results easily. When you reach the bottom of a search results page, you'll now be able to see up to six pages of results. pic.twitter.com/xIuVP24FFm
— Google (@Google) December 5, 2022
6 ページ分の検索結果がクリックなしで表示
従来は、1 ページ分の検索結果が表示され、続きの結果を見るためには次のページへ移動していました。
検索結果ページのいちばん下にはページネーションの番号が出現します。
連続スクロールではページ送りがありません。
検索結果ページの最下部に到達すると、続きの結果が自動で出現します。
6 ページ分の検索結果が連続スクロールでは自動的に現れます。
6 ページ分を表示すると最下部には “More results”(もっと見る)のボタンが表示され、クリックすると次の 1 ページ分の結果が読み込まれます。
続きの結果を表示しても、ページ移動は発生しません。
検索結果が追加されるだけです。
なお、続きの結果が無限に自動表示されるわけではないので “Infinite Scroll”(無限スクロール)とは Google は名付けていません。
2 ページ目以降の結果はクリックが増えるかも
検索結果の 1 ページ目と 2 ページ目以降では、検索トラフィックに大きな差が見られるのが普通です。
連続スクロールでは、次のページに移動するためのクリック動作が不要です。
したがって、2 ページ目以降に掲載されていたコンテンツのクリックが増えるかもしれません。
もっとも、米国での英語検索での導入なので僕たちは今すぐ影響するものではありませんが。
モバイル検索では 2021 年 10 月に、米国の英語検索で連続スクロールが始まり、現在は日本の検索でも導入されています。
モバイル検索では 4 ページ分までが自動表示でした。
PC 検索の方が 2 ページ多いですね。
6 ページにした理由には Google は触れていません。
モバイル検索の場合は、追加の情報が欲しいユーザーの多くは 4 ページ目までスクロールするからというのが理由でした。
PC 検索の場合は、6 ページ目まで見るユーザーと、さらにその先を見るユーザーの数に顕著な違いがみられるからでしょうか?
いずれにしても、日本の PC 検索にもいずれは導入されるはずです。
注視しましょう。