[レベル: 初級]
管理サイトのコンテンツのパフォーマンスを測定するために Search Console Insights(サーチ コンソール インサイト)という新しいツールを Google は提供開始しました。
Search Console Insights とは?
Search Console Insights を利用することで、次のようなデータをコンテンツ発行者は入手できます。
- ユーザーがコンテンツをどのように発見したか
- ユーザーがどのコンテンツをどのように消費したか
こうした情報を、Search Console と Google アナリティクス の 2 つのツールを連携させることにより見やすい形で Search Console Insights は提供します。
Search Console Insights が提供するレポート
具体的には、 Search Console Insights は次のデータをレポートします。
- サイトの概要: サイト全体のページビュー、平均ページビュー時間
- 新しいコンテンツ: 最近公開したコンテンツのパフォーマンス
- 最も人気のコンテンツ: ページビューが多いコンテンツ
- 上位のトラフィック チャンネル: 訪問者のアクセス元のタイプ
- Google 検索からのアクセス: 最も多く検索されたクエリ、最も急上昇のクエリに関する情報
- 他のサイトからの参照リンク: 自サイトのコンテンツにリンクしている外部サイトのページ
- ソーシャル メディア: ソーシャル メディアからのサイトへのアクセス経路
※どれも直近 28 日間のデータに基づく
各レポートの右上にある博士帽のアイコン🎓をクリック/タップすると、そのレポートが何についてのデータなのかと、どのように役立つのかのヒントを提示してくれます(親切ですね!)。
アクセス解析初級者でも使いやすい Search Console Insights
Search Console と Google アナリティクスを普段からよく使って分析している上級者にとっては、Search Console Insights はおそらく必要ないツールです。
必要なレポートを自分で選択し、構成できるからです。
一方で、Search Console Insights はガリガリのアクセス解析担当者じゃない人にとって使いやすいツールに仕上がっています。
コンテンツ分析するうえで役立つだろうと思われるデータをあらかじめ定義してレポートしてくれるからです。
インターフェイスも見やすく整理されていると僕は感じます。
SC と GA をリンクしておく
Search Console に登録していればどのサイトでも Search Console Insights を利用できます。
しかしながら、すべてのレポートの完全なデータを入手するには、Search Console と Google アナリティクスをリンク(関連付け)しておく必要があります。
リンクしておかないと、ごく一部のレポートしか提供されません。
なお、今のところ関連付けできるのはユニバーサルアナリティクスの Google アナリティクスです。
Google Analytics 4 プロパティはまだサポートされていません。
Search Console Insights へのアクセス方法
Search Console Insights は順次ロールアウトしています。
次の 3 つの方法でアクセスできます。
- Search Console トップページのバナーに出ている「SEARCH CONSOLE INSIGHTS」のリンクからアクセスする
- このリンクからダイレクトにアクセスする
- スマホの Google アプリからアクセスする――iOS 版は近々公開、Android 版は開発中
途中でも触れたように、コンテンツ分析において有用なデータを非常に見やすい形式で Search Console Insights はレポートします。
さっそく使ってみましょう。
Search Console Insights を紹介する専用サイトも公開されています。
利用開始前に目を通しておくといいでしょう。