[レベル: 上級]
次に挙げる 2 つの新しいタイプの構造化データマークアップのサポートを Google は発表しました。
ProfilePage
DiscussionForumPosting
これらの構造化データにより、ソーシャルメディアやフォーラム、コミュニティサイト上で共有されるコンテンツ作成者本人の情報や視点を、Google 検索がより適切に理解し表現できるようになります。
プロフィール ページ構造化データ
ProfilePage
構造化データを実装すると、コンテンツ作成者に関する情報を Google がより正確に識別できるようになります。
コンテンツ作成者に関する情報とはたとえば次のようなものです。
- 名前
- プロフィール写真
- 説明
- 人気度(フォロワー数や投稿数、高評価の数など)
プロフィール ページ構造化データでマークアップすることで、Perspectives とフォーラム形式のサイトのコンテンツ作成者の Google 検索での表示形態が改善されます。
📝すずき補足:Perspectives フィルタはこの記事を書いている時点では日本では未導入。日本導入時の名称は「さまざまな視点」?
ディスカッション フォーラム構造化データ
DiscussionForumPosting
構造化データは、ウェブ上のフォーラムやディスカッションコンテンツを Google が識別するのに役立ちます。
このマークアップを使用することで、「Perspectives」や「ディスカッションとフォーラム」などの検索機能にコンテンツが掲載される可能性が高くなります(掲載が保証されるわけではない)。
📝すずき補足:ディスカッションとフォーラムは Discussions and forums という名称で米Googleで導入されている機能
先を見据えてマークアップしてもいいかも
僕が認識している限りでは、Perspectives も Discussions and forums も日本ではまだ導入されていない機能です。
したがって、これらの機能で使われるProfilePage
と DiscussionForumPosting
をマークアップしても今すぐの旨みはなさそうです。
それでも、個人的には、ProfilePage
は実装しておきたいなと考えます。
ProfilePage
構造化データは次のようなタイプのサイトが対象です。
- フォーラムやソーシャル メディア サイトのユーザー プロフィールのページ
- ニュースサイトの作成者のページ
- ブログサイトの自己紹介ページ
- 企業サイトの従業員のページ
Perspectives に関しては日本でも導入したいと、今年 6 月に参加した Search Central Live で担当者から聞いています。ProfilePage
をマークアップしておけば、Perspectives が導入されたときにあなたのプロフィールが表示される可能性が高まるはずです。
また、Google は、本人が直(じか)に体験した情報や見解をもとにしたコンテンツを検索結果に出す方針を強めています。ProfilePage
は、コンテンツ作成者がどんな人(あるいは組織)であるかを Google に正確に伝える手助けにもなります。
ProfilePage
と DiscussionForumPosting
の実装に際しての詳細はドキュメントを参照してください。
- プロフィール ページ(ProfilePage)の構造化データ
- Discussion forum (DiscussionForumPosting) structured data ※こちらはまだ日本語ページなし
どちらの構造化データも、リッチリザルト テストで技術的に正しく実装できているかどうかを検証できます。
Search Console のリッチリザルト レポートで状況をモニタリングできます。