[レベル: 上級]
通常のモバイル検索にAMP対応したページを表示する開発プレビューをちょうど2週間前にGoogleは公開しました。
g.co/ampdemo にアクセスすることでAMP用に特別に作られた検索結果を体験できます。
しかし、本当の通常検索でAMPページを表示するテストをすでに始めているようです。
本番環境でのAMP結果
開発プレビューの検索結果では、上部にAMPを紹介するメッセージボックスが掲載されます(キャプチャは英語ですが、日本語の検索結果では日本語になります)。
しかしこちらのAMP結果にはそのメッセージが表示されていません。
なぜなら、開発プレビューではなく本当に通常の検索結果だからです。
AMPカルーセルの上、検索結果1位のAMP Projectの公式ページにAMPマークが付いています。
少し下にスクロールしても、AMPページが検索結果に出ています。
もう少し下がると Mobile-friendly(モバイル対応)ラベルのページも混ざってきました。
開発プレビューではなく、本番環境でのモバイル検索にAMPページを表示するテストに遭遇したユーザーはほかにもいます。
本番環境でのAMP検索を本当に実験しているのかどうかという質問に対して、GoogleのGary Illyes(ゲイリー・イリェーシュ)氏は次のように答えています。
僕らは常に実験やテストを行っている。きっとそういったのに出会ったのだろう。
@glenngabe @JohnMu we're experimenting and testing things all the time. You're most likely seeing that
— Gary Illyes (@methode) 2016年8月12日
僕も運良く(?)被験者に当たったのでしょう。
でもシークレットモードで立ち上げた時だったので、閉じたらもう体験できなくなりそうです。;(
ちなみに、同じ状態で日本のGoogleではAMPページは表示されず普通のモバイル検索結果でした。
一般ユーザーの反応を伺うためか?
一般ユーザーが開発プレビューの検索結果を利用するとは思えません。
AMPページを表示する検索結果を本番環境で提供することによって、普通のユーザーがどのように反応するかをGoogleは確かめようとしているのでしょう。
それにしても、僕の予想よりも早く本番に移してきました。
ともすると開発プレビューの公開と同時に実環境でもテストを始めていたのかもしれませんね。
AMP検索の年内の公開をGoogleは予定しているようですが、一般ユーザーの反応は果たしてどうなることでしょう。