Google日本は、「Googleショッピング」という新しい検索サービスを公開しました。
Googleショッピング(www.google.co.jp/products)は、その名のとおりショッピングを対象にした検索で、ECサイトで販売されている商品を調べられます。
価格帯やメーカーによる絞り込みのほか、ビックカメラ.comやジャパネットたかた など提携している大手のオンラインショッピングサイトの中だけで探すこともできます(楽天市場やYahoo! ショッピングはさすがにリストに含まれていないw)。
Googleショッピング(Google Shopping)は、アメリカをはじめイギリス、ドイツ、中国ですでにサービスが提供されており、1週間前にはフランスで公開されたばかりです。
日本は6ヶ国目ということになります。
蛇足ですが、フランス版のホームページにはカテゴリごとにアイテムがサムネイルで並んでいて、他の国とはちょっと違ってます。
僕はネット通販というと普段は楽天ばかりなので、Googleショッピングを日常的に使うかどうかは分かりませんが、ユーザーとしては便利なサービスになるでしょう。
近いうちにGoogleホームページのトップに「ショッピング」のリンクが付き、左ナビゲーションバーに「ショッピング」のメニューが現れるはずです。
認知度も増すでしょう。
普及したら、既存のオンラインショッピングモールのサイトにとっては脅威ですね(なんでも、ある企業の株価が大幅に値下げしたのはGoogleショッピングの影響だとか)。
しかし中小のオンラインECサイト運営者にとってはチャンスになりそうです。
自分のサイトで販売している商品をGoogleショッピングの検索結果に表示することができれば、売上アップに繋げられるかもしれません。
Googleと提携していないサイトでもGoogleが自動的に取得した商品情報を検索結果に掲載してくれます。
でもこれは受動的でGoogle任せになります。
こちらから能動的にGoogleに自サイトの商品情報を伝えることができます。
Googleショッピングを管理するツールとして、Google Merchant Centerを同時にGoogleは公開しています。
Google Merchant Centerを利用すると、商品名やその商品ページのURL、価格、商品説明などの商品情報をXMLまたはCSVで記述したデータ フィードによってGoogleに送信可能です。
つまり、Googleショッピング検索の結果へのリストを手助けできます。
また、商品ごとの表示回数とクリック回数を調べたりというような実績の監視も可能です。
ECサイト運営者は、Google Merchant Centerに登録しない手はないでしょう。
Googleショッピングを利用するユーザーが増えれば、GoogleショッピングのSEOも必要になってきそうです。