2010年9月に米Google(Google.com)に導入されたGoogleインスタント検索が、ようやく日本のGoogleでも始まりました。
日本版 Google Blogで公式アナウンスが出ています。
本日から、日本でもGoogle インスタント検索の提供を開始します。Google インスタント検索は、キーワードを入力するそばから、最も可能性の高い検索キーワードを予測し、その予測に対してリアルタイムに検索結果を表示します。
この記事を書いている時点ではまだ展開中で、すべての環境で利用できていません(サポートしているブラウザは、Chrome 5 以上、Firefox 3 以上、IE8 およびIE9、Safari 5 for Mac です)。
画像検索を除いた、ウェブ検索以外の検索でもインスタント検索は利用可能です(画像検索へはGoogle.comでも未導入ですね)。
SEMに関わっている僕たちはインスタント検索の導入に騒ぎますが、一般ユーザーには気付かない人も多いんじゃないでしょうかね。
でも目立って気付く改良だけが良いということでもありません。
Googleは2010年には6,000個のテストを実行し、500個を実採用しています。
僕たちだってすべてに気付いているわけではないですよね。
気付かぬところでひっそりと使い勝手が良くなっている場合も多いのです。
僕は、検索キーワードを入力しているときは検索ボックスを見ているので検索結果がどう切り替わったかは視界にほとんど入ってきません。
なので、インスタント検索がありがたいとは実はさほど感じていないのですが、この動きは好きです。
今年もたくさんの新機能がGoogleに登場することでしょう。
なお、AdWordsを出稿しているならインスタント検索における広告の表示カウントの仕組みを理解しておきましょう。
表示回数の算出方法
Google インスタント検索を利用して検索を行うと、次の場合に広告の表示回数がカウントされます。
- ユーザーが Google で検索クエリの入力を開始して、ページ上の任意の場所(検索結果、広告、スペルの訂正、関連する検索)をクリックしたとき。
- ユーザーが [検索] ボタンをクリックするか、Enter キーを押すか、予測キーワードの 1 つを選択したとき。
- ユーザーが入力を止めて、結果が 3 秒以上表示されたとき。
もっともこれまでの海外のレポートを見ていると、一般的にはさほど大きな影響は与えていないようです。