[レベル: 中級]
動画ページ インデックス レポートを Google は Search Console に公開しました。
サイトで公開している動画のインデックス状況を入手できます。
5 月に開催された Google I/O で発表があった新機能です。
検出した動画のインデックス状況をレポート
Search Console のナビゲーションメニューの [インデックス] の [動画ページ] から動画ページ インデックス レポートにアクセスできます。
Search Console の他のレポートと見方は同じです。
動画が登録されているページと、動画を検出したもののその動画をインデックスしていないページの数の推移をグラフで表示します。
ちなみに、動画ページ レポートはステータスの分類方法を変更した新しい UI です。
📝すずき注: インデックスした動画そのものの件数を対象にしたレポートではありません。動画コンテンツを検出したページが対象で、動画がインデックスされているページもしくは動画がインデックスされていないページの件数を示します。動画を検出していないページはレポートの対象になりません。
動画を検出したにもかかわらず動画をインデックスしていない場合の原因も教えてくれます。
たとえば、次のような理由により動画がインデックスされないことがあります。
- 動画のサムネイル画像を認識できない
- 動画の視認性が低い(ページの下の方に設置されている)
- Google 検索がサポートしていないファイルフォーマットの動画
- 動画が大きすぎる、または小さすぎる
📝すずき補足: 動画がインデックスに登録されない理由の一覧はヘルプ記事を参照。
ドリルダウンすると、どのページが該当するのかを調べられます。
動画が正常にインデックスされているページの状態ももちろんレポートします。
構造化データの動画レポートとは別もの
動画関連のレポートとして、動画リッチリザルト レポートがあります。
📝すずきメモ: Search Console では [拡張] セクションの [動画] からアクセス
こちらのレポートは、動画の構造化データの状況をレポートします。
一方、今回導入された動画インデックス レポートは構造化データの有無とは関係ありません。
構造化データをマークアップしていなくても、動画を検出すればそのページはレポートの対象です。
📝すずきメモ: 構造化データは、動画の検出や情報提供に役立ちインデックスを手助けするのでマークアップを推奨
URL 検査ツールが動画インデックスに対応
URL 検査ツールが動画のインデックス状況をレポートするようになりました。
ページに動画が設定されていることを検出した場合は、その動画のインデックス状況をレポートします。
動画を正常にインデックスしている場合の結果レポートです。
動画を検出したけれどインデックスしていない場合の結果レポートです。
動画ページ インデックス レポートは、今後数か月をかけて除々に展開していくとのことです。
したがって、あなたの Search Console のメニューにはまだ出ていないかもしれません。
動画をコンテンツとして提供しているサイトでは、動画のインデックス状況を把握できるこのレポートはとても役立ちます。
レポートの見方を解説するヘルプ記事がとても充実しています。
動画ページ インデックス レポートをより有効に活用するために、目を通しておきましょう。