Google、データセット検索を公開。Dataset構造化データを利用して、統計データの検索が可能に

[レベル: 上級]

Dataset Search(データセット検索)を Google はリリースしました。
データセット検索を利用すると、統計データや調査データなど、ウェブで公開されているさまざまな種類のデータを検索できます。

Dataset Search

データセット検索で統計データを探す

たとえば「fertility rate by race」(人種ごとの出生率)を検索すると、関連するデータを見つけてくれます。

fertility rate by race

データセット検索は日本語にも対応しています。
日本の人口に関するデータを探してみました。

日本の人口

とはいえ、データセット検索で見つけられる日本語で発行されているデータセットはかなり限られているようです。

Dataset 構造化データを利用

Dataset 構造化データを1か月前に Google は正式にサポートしました。
表形式でまとめられた各種データをリッチリザルトととして検索結果に用事できます。

データセット検索にも、同じ Dataset 構造化データが利用されます。

統計データを公開しているサイトがそのデータをDataset 構造化データでマークアップすることで、データセット検索に Google が格段に利用しやすくなります。
構造化データがない状態だと、Google は自分の力だけでにデータを認識、解釈しなければなりません。
日本語で手に入る情報が極めて少ないのは、データをマークアップしているサイトが極めて少ないからでしょう。

行政機関や研究所、リサーチ会社にはぜひとも Dataset 構造化データを適用してほしいものです。
あなたのサイトが何らかの統計データを公開しているのであれば、もちろんあなたも Dataset 構造化データを構成してください。
その価値あるデータをデータセット検索経由でユーザーに届けることができます。

【UPDATE】