ローカル検索の仕様をGoogleが大変更、7パックから3パックへ

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Googleは、ウェブ検索結果に挿入されるローカル結果のデザインと仕様を変更しました。

新しい3パック

オーナー確認していないGoogle+ローカルページをGoogleが削除したことを説明した先週の記事のなかで軽く触れましたが、ローカルSEO業界ではとても重大な出来事なのでこの記事であらためて取り上げます。

7パックから3パックへ

これが最も大きな変更です。

従来は、7つのローカルビジネスがリスティングに掲載されていました。
7パック (7 Packs)とローカルSEOの世界では呼んでいます。
これが3つに減りました。
※ただしクエリによっては以前にも3つの場合があった

以前の7パック

以前の「銀座 クリーニング店」の7パック

新しい3パック

現在の「銀座 クリーニング店」の3パック

7つあった“席”が3つに減ったということは、4つのローカルビジネスが検索結果から締め出されます。
検索トラフィックに影響が出てきそうです。
パック結果に残った方はトラフィックが増えそうだし、反対に締め出された方は減りそうです。
競争がさらに激しくなることを意味します。

パック結果に出てきたリスティングのどれかか、“「◯◯」のその他の検索結果”をクリックするとそのクエリでのローカル結果の一覧ページに遷移します。

ローカル結果一覧

ウェブ検索の3パックから漏れたローカルビジネスはこのリストで見つけてもらうほかありません。

Google+ローカルページへのリンク削除

Googleローカルページ(Googleマイビジネス)へのリンクが削除されました。

オーナー確認していないGoogle+ページは自動で削除されたのでこれは当然かもしれません。
しかしオーナー確認している場合でも、そのローカルビジネスが所有するGoogle+ページへのリンクは表示されません。

ローカルビジネスにおいてGoogle+ローカルページを運用することは非常に重要でした。
ですが、これはもう過去の話になったと言わざるを得ません。
検索結果でのGoogle+ローカルページの露出がほぼなくなったからです。

Google+ローカルページを持つ価値をしいて挙げれば、ブランド名で検索したときにローカルパネルが表示されることくらいでしょうか。

Faber Companyのローカルパネル

その他の変更

そのほかの小さな(と思われる)仕様の変更を列挙します。

公式サイトと経路の表示

「ウェブサイト」というラベルと地球マークで公式サイトへリンクしてます。
「ルート」というラベルと矢印マークでそこまでの経路を案内します。

ウェブサイトとルート

営業時間の表示

営業時間を表示します。
時間帯によっては、その日が休業日であることや開店時間を示します。
自分のビジネスのリスティングで正しい営業時間が表示されているかをチェックしておいたほうがよさそうです。

電話番号の削除

電話番号の掲載がなくなりました。
該当のリスティングをクリックした詳細パネルで調べられます。

ローカル結果の詳細パネル

なおモバイル検索では検索結果から電話を直接かけられます。
反対に、PC検索にあった「ウェブサイト」と「ルート」がありません。

モバイル検索の新しい3パック

スマホからかPCからかというユーザーの状況によって分けていることは明白です。
でもその場所までの行き方は外出中にこそ重要そうに僕は思うのですが、モバイル検索にはルートがないんですよね。

住所の簡略化

ビジネスによっては番地までの住所ではなく、市町村だけのことがあります。
詳細パネルには完全な住所が出ています。

主だった仕様変更は以上です。

海外のローカルSEOのコミュニティでは、新しい3パックは非常に評判がよろしくありません。
なんといっても、「7⇒3」の減少はショックが大きいようです。

あなたがローカルSEOにも力を入れているなら、今回の変更による影響を注意深く監視しておく必要があるでしょう。