E-A-Tはランキング要因なのか? Googleが公式ブログに追記

[レベル: 中級]

Googleは、昨年 8 月に公開したコア アップデートの解説記事に E-A-T がランキング要因ではないという補足を今年の 3 月に追記していました。

E-A-T はランキング要因なのか?

追記されたのは次の補足です。

Note (March 2020): Since we originally wrote this post, we have been occasionally asked if E-A-T is a ranking factor. Our automated systems use a mix of many different signals to rank great content. We’ve tried to make this mix align what human beings would agree is great content as they would assess it according to E-A-T criteria. Given this, assessing your own content in terms of E-A-T criteria may help align it conceptually with the different signals that our automated systems use to rank content.

注釈 (2020 年 3 月): この投稿を最初に書いて以来、E-A-T がランキング要因なのかどうかを折に触れて尋ねられました。

自動化された私たちのシステムは、優れたコンテンツを上位表示するためにいくつものさまざまなシグナルを組み合わせて使っています。E-A-T の基準に従って人間がコンテンツを評価する際に優れたコンテンツであることに人間が同意するであろうものに沿うように、こうした組み合わせを私たちのシステムは利用します。

こうしたことを考慮すると、E-A-T の基準の観点からあなた自身のコンテンツを評価することは、自動化された私たちのシステムがコンテンツを上位表示するために使っているさまざまなシグナルにあなたのコンテンツが概念的に沿う手助けになるかもしれません。

※読みやすいように改行を入れています

回りくどい言い方をしているように僕は感じるのですが、ようは次のようなことを言っていると解釈します。

  • E-A-T そのものはランキング要因ではない
  • E-A-T を備えていると人間がみなすであろうコンテンツをいくつものシグナルを用いて判断している
  • E-A-T の基準に従って自分のコンテンツを評価することは、Google のアルゴリズムが E-A-T があるとみなすコンテンツに近づくようにするための役に立つかもしれない

E-A-T はランキング要因ではなく概念

アルゴリズムで算出する E-A-T スコアのようなものは存在せず、E-A-T とは人間が品質を評価する際に参考にする概念であるということは Google の Gary Illyes(ゲイリー・イリェーシュ)氏が説明しています。

誰でも参照できる正式なリソースとして公式ブログに追記したのかもしれませんね(この投稿を公開している時点では、日本語の翻訳記事には補足は追加されていません)。

自分のサイトが E-A-T の基準に照らし合わせてどうなっているかを自己査定することは品質を向上させる手がかりになります。
ですが、その取り組みが検索順位アップに直接つながる保証はありません。

[H/T] Marie Haynes