Googleでは直帰率とランキングは無関係、 Matt Cuttsが完全否定

直帰率は検索順位に影響を与えるのかどうか、という問題についてGoogleのJohnMu氏は否定しました。

続いて、もっとも有名なGooglerの1人、Matt Cutts氏もSphinnのコメントで、直帰率とランキングの関係を否定しています。

Without reading the article, I’ll just say that bounce rates would be not only spammable but noisy. A search industry person recently sent me some questions about how bounce rate is done at Google and I was like “Dude, I have no idea about any things like bounce rate. Why don’t you talk to this nice Google Analytics evangelist who knows about things like bounce rate?” I just don’t even run into people talking about this in my day-to-day life.

日本語に上手に訳せないので日本語への変換はやめておきますが、「bounce rate(直帰率)」をランキングを決める要素としては利用していないという意味です。

Googleは、言っていることとやっていることが違うこともしばしばあります。
それでも、直帰率と検索順位に関しては本当に無関係ではないかと、個人的にも思います。

訪れたページで十分満足して、前のページに戻ることもあるでしょう。
直帰率は高くなりますが、役に立たなかったわけではなく、そのページですべて解決したからです。

訪れたページに独自のコンテンツがほとんどなく、他のサイトへの参照リンクばかりだったとします。
それらの外部リンクをクリックすれば、別のページへ移動しますから直帰率は低くなります。
かといって、参照リンクを並べたページの質が高いとは限りません。

直帰率は、何%が良くて悪いのでしょう?
50%はGood?、70%はBad?、基準がありません。

などなど。

直帰率とその他もろもろのデータを組み合わせて、何らかの形でアルゴリズムに組み入れているかもしれませんが、少なくとも、

「直帰率高い ⇒ ランキング下降」
「直帰率低い ⇒ ランキング上昇」

こんな単純な仕組みにはなっていないでしょう。