[レベル: 上級]
強調スニペットの置き換わりとして、Perspectives という新しい検索機能を Google はテストしているようです。
検索結果で回答を提供する Perspectives
Perspectives は日本語に訳すと、視点や全体像という意味になります。
📝すずき補足: 日本語読みは「パースペクティブ」
こちらが、米 Google のモバイル検索に出てきた Perspectives です。
同じクエリで僕が検索すると従来の強調スニペットが出てきます。
引用元のサイト(ウェブページ)は、Perspectives も強調スニペットも同じです。
文字量としては、Perspectives の方が少なくなっています。
Perspectives は複数サイトから
Perspectives は強調スニペットよりも文字数は減っていますが、複数サイトからの引用が掲載されている特徴を持ちます。
上の例では 2 つのサイトからの引用です。
別のユーザーが遭遇した Perspectives では 3 つのサイトから引用されています。
I was able to successfully trigger Google SERP Perspectives on two queries right out of the gate:
❯ why worry about climate change
❯ why is carbon capture importantWinners appear to be trusted, high-E-A-T pages…#SEO https://t.co/rktQBtGsV9 pic.twitter.com/dPj3PvLDIC
— Rich Tatum »∵« (@RichTatum) August 1, 2022
拡大画像です。
強調スニペットにも、multifaceted featured snippets といって複数の強調スニペットが同時に出てくるパターンもあります。
ただし、multifaceted featured snippets の出現機会はそう多くはありません。
一方で、Perspectives は必ず複数サイトからの引用が掲載されるようです。
強調スニペットと置き換わるのか?
検索結果で回答を提供するという点では、Perspectives の役割は強調スニペットと同じです。
複数掲載という点で、網羅性がより高まっていると言えるかもしれません。
また、強調スニペットと違って Perspectivesでは 1 枠を巡って競い合いません。
掲載のチャンスがより増えます。
日本語の検索でもテストしている可能性もあります。
遭遇したら教えてください。
Perspectives のラベルが日本語ではどう訳されるのかも気になります。