[レベル: 上級]
Google アシスタントで、音声ニュースを配信する機能を Google は試験公開しました。
ユーザーは、自分の興味関心があるニュースを好きなときに聴くことができます。
一方、パブリッシャーは、Google Home など Google アシスタントを搭載したデバイス経由で音声ニュースを届けることができます。
気になるニュースをいつでも聴ける
Google アシスタントでは今でも音声でニュースを聴くことができます。
ですが、それはラジオで配信されたニュースの録音を再生するだけです。
ラジオのニュースは毎日決まった時間に放送されます。
次の放送までは、誰がいつ聴いても同じ内容です。
そのニュースに関心があろうがなかろうが一律に流れます。
一方、試験公開が始まった “Google News on the Assistant” は、自分の興味関心があるトピックに関係する最新のニュースを聴くことができます。
音楽で言ったら、お気に入りのプレイリストを作るようなものです。
ほかにも、次のような操作ができます。
Google アシスタントなので、手を動かすことなく話しかけることで実行可能です。
- ニュースの概要だけを聴く
- 気になるニュースのさらに詳しい内容を聴く
- 同じニュースをもう一度再生する
- さほど関心がないニュースをスキップする
- ニュースを読み上げている途中で一時停止する
こちらはデモ動画です。
朝起きてすぐ、自動車での通勤途中、料理中、帰宅したときなど状況を選ぶことなく、関心があるトピックの最新ニュースを Google News on the Assistant で聴けるのです。
パブリッシャーは音声ニュースを準備
ニュース発行者は、音声配信用のニュースコンテンツを公開することで Google アシスタントから独自のニュースを配信できます。
ガイドラインに沿って MP 3 などで音声ファイルを作成し、Google にその音声ファイルの存在を伝えます。
技術的な仕様はデベロッパーサイトに公開されています。
USA TODAY や New York Times など 20 ほどのパブリッシャーがパートナーとして試験運用に参加しています。
少数の限定された、米国の英語を使うユーザーがまずは利用できます。
英語のニュースを配信していれば世界中のどこのパブリッシャーでも試験運用に参加できます。
申し込みフォームから参加応募を受付けています。
日本語ニュースの配信の開始時期は未定だし、それ以前に日本語対応するかどうかも不明ですが、Google ニュースに登録しているサイトは日本語での導入を期待しましょう。