Google、noarchiveタグのサポートを終了

[レベル: 中級]

Google は、robots meta タグおよび X-Robots-Tag での noarchive のサポートを終了しました。
noarchive は、検索結果でキャッシュを表示しないようにする、検索エンジンに対する命令です。

過去のルールへ移動

robots meta タグを解説する技術ドキュメントの「インデックス登録と表示に関する有効なルール」セクションから noarchive が削除されました。

日本語ドキュメントはまだ更新されていため、残っています。

インデックス登録と表示に関する有効なルール

英語のドキュメントではこのセクションからは noarchive は削除されています。
そして、同ドキュメント内に新設された「Reference of historical and other unused rules」(過去のルールと未使用のルールについての参考情報)セクションに移動しました。

Reference of historical and other unused rules

このセクションは、Googleの検索では使用されておらず、無視されるルール(robots meta タグと X-Robots-Tag)を提示するためのセクションです。
多くの人がこれらについて質問したり、過去に使用していたために新設されました。
📝すずきメモ:ちなみに noarchive の下にある nocache はもとから Google 検索ではサポートされていなかった

キャッシュ機能廃止に伴うサポート終了

noarchive のサポートを終了した理由を次のように Google は説明しています。

検索結果にキャッシュされたリンクを表示するかどうかを制御する目的での noarchive ルールは Google 検索でもう使用されなくなりました。これは、キャッシュされたリンク機能がすでに存在しないためです。

※日本語訳は僕による

検索結果でのキャシュリンクの提供を今年 1 月に、cache: 検索構文のサポートを今年 9 月に Google は終了しています。
つまり、キャッシュ表示の提供をやめたので noarchive は現在は意味をなさないということです。

削除不要

noarchive を設定していたサイトは、そのままで問題ありません。
Google は単純に無視するだけです。
残したままでも検索結果には影響しません。

また、noarchive のサポートを終了したのは Google 検索です。
Bing などほかの検索エンジンでは(少なくとも現状では)依然としてサポートされています。

#SEO #noarchive #キャッシュ