[レベル: 上級]
Googleアプリで利用できる Now カードがアプリに対応したことをGoogleは公式アナウンスしました。
- Google app update: get Now cards from your favorite apps
- Google アプリの Now カードにクックパッド、SUUMO、SmartNews 登場
サードパーティ製アプリの更新情報がNowカードとして表示されます。
アプリが提供する最新情報や更新、通知をNowカードに表示
Google Nowは、その時その場所で欲しいだろう情報を自動的にGoogleアプリが取得する機能です。
情報は「Now カード」呼ばれる形態でユーザーに提示されます。
たとえば次のような情報をNowカードは提供します。
- 自宅や現在値の天気
- 通勤経路の交通状況
- 現在値近辺の公共交通機関
- 自分のスケジュール
- 予約しているフライト情報
- 予約しているホテル情報
- ユーザーが興味を持ちそうなサイトの更新
- 過去に検索したキーワードに関連するウェブページ
外出する予定が入っているときは間に合うようにアラームで通知もしてくれます。
これらは、Nowカードのごくほんの一部です。
今回の改良により、サードパーティ製アプリの情報がNowカードとして入手できるようになりました。
たとえば、アプリからの次のような情報をNowカードに表示します。
- ニュースアプリが、朝のニュースを紹介
- 音楽アプリが、あなたが好きそうな音楽をおすすめ
- ショッピングアプリが、いつも買っている食料雑貨品が切れる頃だから買い足した方がいいと通知
- タクシー配車アプリが、空港についたら配車依頼を準備
40種類のアプリが対応、日本製アプリは3つ
現在は、The GuardianやPandora、Airbnbなど40種類のアプリがアプリからのNowカードに対応しています。
日本製のアプリでは次の3つが対応しています。
- クックパッド
- SUUMO
- SmartNews
それぞれ次のようなNowカードを表示するそうです。
(クックパッド)旅先の郷土料理や、節分など季節ごとの行事、天気にちなんだレシピなど、季節や場所にあわせた、おすすめのレシピを表示します。
(SUUMO)お探しのエリアの新着物件情報をお届けします。
(SmartNews)今話題のニュースや各都道府県に関連したニュースを、通勤時間や現在地に合わせて表示します。
限定した開発者だけが現在は利用可能
アプリのNowカードは、まだ一般の開発者には開放されていません。
30社あまり開発者と協力して作り上げている段階です。
さらに多くのカードを追加し、機能を拡張していくとのことです。
App Indexingのように、初めは一部の開発者と開発を進めていき、準備が整ったところでみんなが利用できるようにするのでしょうね。
今後数週間かけて展開してくそうです(このアナウンスがあったのは1月30日)。
対応しているアプリをいくつかインストールしましたが、自分の端末では僕はまだ確認できていません。
自分の目で早く確かめてみたいものです。
なお、アプリのNowカードは、Android 4.1 を搭載するスマートフォンでのみ利用可能です。
Googleアプリと各アプリを最新バージョンにしておきます。
SEOとは直接関係がないトピックでしたが、アプリのNowカード対応を今日の記事のテーマに取り上げました。
理由は、Googleが最も脅威に感じているのがアプリ、Googleが最も注力していることの1つがGoogle Nowだということから考えると将来的に大きな意味を持つような気がしたからです。
記録として残しておくことにしました。
アプリ Nowカードに対応する仕組みの利用をいずれ有料にするといった憶測やschema.orgのActionと連携させるという期待の声があったりして、今後注目してくべき技術だと僕は考えています。