[レベル: 中級]
Google の検索結果に表示される偽造品販売サイトの削除を申請できるようになりました。
コンテンツ削除リクエストに偽造品を追加
Google が提供するサービスからのコンテンツ削除をリクエストするフォームに偽造品が追加されました。
追加されて間もないせいか、日本語ページでも英語のままです。
偽造品は “counterfeit” と言います。
このフォームを使って、偽造品を販売するサイトの検索結果からの削除を申請できます。
商標権の所有者が申請可能
気を付けたいのは、その商品の商標権を持っているかもしくは代理人として認められた人だけが削除申請できる点です。
商標権を所有している、あるいは商標の利用を許可された書類を所有している必要があります。
偽ブランド品を売っているサイトを見つけたらからと言って、第三者が代わりに申請することはできません。
なお、商標権（や利用権利）を有しているのに偽造品を販売しているとしてコンテンツ削除された場合は、逆に異議申し立てもできます（DMCA と同じですね）。
偽造品とは
何が偽造品 (counterfeit) に当たるかを定義した説明は見当たりません。
Google 広告では、偽造品の販売・広告は以前から禁止されています。Google 広告は偽造品を次のように定義しています。
偽造品とは、他の商標と同一、またはほとんど区別がつかない商標やロゴを使用している商品を指します。真正品と偽って販売するためにブランドの特徴を模倣したものを指します。
検索の場合も大差ないと考えて構わないように思います。
自社のオリジナル ブランドなのにコピーされていた場合は、ブランドコピーとして削除リクエストが可能なはずです。
なお、Google 広告に出稿している偽造品サイトは専用のフォームから通報します。
人間が審査、ゆくゆくはアルゴリズムで対応
Search Engine Land によれば、偽造品販売ページの削除リクエストは人間によって審査されるとのことです。
担当部署のスタッフが手動でチェックして、申請を受理するか却下するかを判断します。
しかしながら、ゆくゆくはアルゴリズムによって自動で対策することを目指しているそうです。
まずはデータの収集が必要なのでしょう。
当面は人間による審査ということです。
申請は日本語でも可能ですが、英語のほうがいいかもしれませんね。
日本語を理解するスタッフが少ない可能性があります。
もっとも、偽造品販売サイトが日本語だと、どのみち日本語がわかる人に見てもらわないとなりませんが。
とにもかくにも、ブランドコピーした偽造品を販売されてしまっていたら検索からの削除リクエストができるようになりました。