[レベル: 上級]
レストランとオンライン講座のリッチカードをサポートしたことをGoogleはアナウンスしました。
また、発表はありませんがホテルのリッチカードもサポートしたようです。
レストランとホテルのリッチカードはカルーセル形式で表示されます。
AMPに対応している場合は、レシピと同じようにAMPカルーセルになります。
レストランのリッチカード
レストラン情報を提供するサイトはリッチカードでコンテンツを表示できます。
リッチカードは、そのサイト専用 (host-specific) のカルーセルに掲載されます。
こちらのスクリーンショットでは、レストランのレビューサイトであるEaterとZagatの2つのリッチカードカルーセルが表示されています。
リッチカードのAMPカルーセル
下のZagatのリッチカードには⚡AMPマークが付いています。
これは、ZagatがAMPに対応していることを示しています。
AMP対応しているページは、AMPキャッシュから高速に返されます。
レストランのリッチカードを表示させるにはschema.orgを用いた構造化データの設定が必要です。
仕様の詳細はGoogleのデベロッパーサイトを参照してください。
AMPカルーセルにするには、当然のことながらAMP対応が必須です。
レストランリッチカードはまだ試験的な運用の段階です。
参加するにはフォームからの申請が必要になります。
オンライン講座のリッチカード
オンライン講座 (Online Courses) のリッチカードのサポートもGoogleは開始しました。
インターネットで講座を受講できるサイトが対象になります。
オンライン講座のリッチカードは、レシピやレストランのような画像付きのカルーセルではなく、リスト形式になります。
どちらかというと質素な見た目で、”リッチ”じゃないですよね。(笑)
オンライン講座のリッチカードにも構造化データの設定が必要です。
仕様の詳細はデベロッパーサイトを参照してください。
なお、オンライン講座のリッチカードに使用することができるschema.orgはまだ正式に公開されていません。
9月に先取りでサポートをGoogleは始めていました。
ホテルのリッチカード
公式アナウンスはありませんが、ホテルのリッチカードもサポートし始めたようです。
宿泊施設を紹介するサイトは、レシピやレストランと同様にそのサイト専用のカルーセルでサイトで取り扱っているホテルを掲載できます。
ホテルのリッチカードカルーセルも、AMP対応していればAMPで表示されると思われます。
ホテルのリッチカードも間違いなく構造化データが必要になるはずですが、仕様詳細はデベロッパーサイトにまだ載っていません。
興味がある人は、このページを見て分析してください。
h/t: Ryan Rodden
構造化データ&の価値を拡大
リッチカードによって、構造化データの利用価値が拡大しました。
今のところは米Google (google.com) だけでの提供ですが、レシピサイト・飲食店レビューサイト・宿泊施設予約サイトは日本での導入に注視したい新機能です。
視覚に訴えるビジュアルなカルーセルを、自分のサイト専用で検索結果に表示できます。
schema.orgとJSON-LDをしっかり勉強しておきましょう。
また、リッチカードとAMPをGoogleは連携させてきました。
リッチカードがサポートされるジャンルのウェブサイトでは、モバイルユーザー体験向上のためにAMP対応を積極的に勧めていきたいところです。