[レベル: 上級]
パーソナライズ性を高めたショッピング検索結果を提供する機能を Google は、先月開催した SearchOn 2022 イベントで発表しました。
好みを記憶
ショッピング関連の検索では、ユーザーの好みに合った結果が出るようになります。
メンズやレディースといった分類とブランドをいったん選択すると、それ以降の検索でもその分類および似た系統のブランドのアイテムがショッピング検索結果として表示されやすくなります。
たとえば、次のような流れです。
- 女性向けのメッセンジャーバッグが欲しいので Google で検索する
- 検索結果で「Women」(レディース)を選択する
- レディースのメッセンジャーだけに検索結果が絞り込まれる
- ブランドに「Cuyana」(クヤナ)を選択する
- Cuyana のレディース向けメッセンジャーバッグの検索結果に絞り込まれる
- これ以降、メッセンジャーバッグのようなアイテムを検索したときは自動的にレディース向けの Cuyana(もしくは類似ブランド)に絞ったパーソナライズ検索結果が最初から表示される
つまり、ショッピング関連検索においてはそのユーザーの好みを記憶しておき、それに合った結果を提供するのです。
パーソナライズを管理
Google が記憶しているパーソナライズ情報は About this result パネルで管理できます。
利用してほしくないパーソナライズ情報はここから削除可能です。
ショッピング検索体験を向上する機能
ショッピング検索体験を向上するための機能としてビジュアル性をより強化した検索結果も SearchOn 2022 で発表されました。
この記事で紹介したパーソナライズ機能もショッピング検索体験を高めることに役立ちます。
今年後半に、まず米 Google で導入予定です。
EC サイトにとっては、対象の顧客により見付けてもらいやすくなる機能になりそうです。
日本での導入を期待しましょう。