[レベル:全員]
Googleが独自に提供を始め招待制で限定公開していたソーシャルメディアサービスのGoogle+が昨日から一般公開されました。
Official Google Blog: Google+: 92, 93, 94, 95, 96, 97, 98, 99… 100.
※日本語のアナウンスはこちらから、新規登録はこちらから。
一般公開と同時にいくつかの新機能・機能拡張が提供されています。
Hangoutという名称のビデオチャットが、参加人数は9人までと変わらないものの参加していなくても誰にでも観ることができるようになったのが、個人的には嬉しく思います。
でも、今日は検索関連の改良を取り上げることにします。
このブログは基本的にサーチ系のブログなので。
これまでGoogle+の中では、他のユーザーの投稿を検索することはできませんでした。
他のユーザーを探すことしかできなかったのです。
検索エンジントップのGoogleのくせに、自分たちのサービスのなかでコンテンツを検索できないなんてありません。
この不満が解消されました。
+検索: 気になるユーザーや投稿を検索
99. Google+ 上で検索もできるようになりました。ウェブ検索と同様の検索機能が Google+ でも使用できます。Google+ の検索ボックスに検索クエリを入力すれば、クエリと関係のあるユーザーや投稿が表示されます。
Google+ の検索結果には検索したユーザー本人にしか見えない情報も含まれるので、限定公開された家族の投稿も、一般公開されている国際ニュースも同じように見つけることができます。
おとといまでは、画面上部にある検索ボックスには「ユーザーを探す」のようなキャプションが入っていたのですが、現在は「Google+ を検索」になっています。
このGoogle+内の検索が、終了してしまったリアルタイム検索の代わりに使えるかもしれません。
「Google+ の投稿」に絞り込んで「新着順」で並べ替えると、キーワードにマッチした最新の投稿を見ることができます。
※インターフェイスがあなたと違うかもしれません。Chromeの拡張機能をインストールしているためです。
Google+の投稿は今は通常のウェブ検索にも表示されますが、リアルタイムと呼ぶにはほど遠いインデックスの遅さです。
Twitterに比べたらGoogle+のユーザーはものすごく少ないですが、ユーザー数が増えれば「今この瞬間」の情報を知るのに便利に使えそうです。
Sparksというウェブ上のコンテンツを検索する機能で絞り込むと、ニュースソース代わりにも使えます。
上のキャプチャは、検索したキーワード(ここでは「台風」)が理由で新聞系サイトの情報ばかりですが、一般のコンテンツもSparksには出てきます。
検索は保存もできます。
右側に「この検索を保存」というボタンが見えますね。
調べた限りでは、2か月以上前の投稿も結果に出てきました。
ひょっとするとGoogle+公開直後からの投稿はすべて検索対象になっているのかもしれません。
Googleはホームページでも一般公開したGoogle+を派手にプロモーションしています。
このせいもあってか、昨日はいつもよりも多くの人にサークルに追加されました。
※やっと1,000人を超えた
先程も言ったように、ユーザーの数が増えれば増えるほど、今日紹介した強化された検索機能に限らずGoogle+は役立つソーシャルメディアになっていくでしょう。
でも裏を返せばGoogle+が成功するかどうかは、いかにしてユーザーを増やしてつなぎ止めておけるかにかかっているはずです。
1年後のGoogle+はどうなっていることでしょうか。
なお、僕はここにいます。
P.S.
Google+をすでに使っていることが前提で書きました。
Google+が初めての人は、検索すれば使い方を説明しているコンテンツがたくさん見つかります。