[レベル: 上級]
ウェブ版のGoogle+がAMPをサポートするプラットフォームに仲間入りしました。
また、検索結果からAMPページにアクセスした場合、現行では、AMPキャッシュのURLがブラウザに表示されます。
しかしこれを正規URLで表示し、共有する場合も正規URLで共有できるようにGoogleは取り組んでいるとのことです。
ウェブ版Google+がAMPをサポート
ウェブ版のGoogle+をスマホから利用しているときは、シェアされたページがAMP対応していればAMPページを開くことができます。
AMPページにはおなじみのAMPマーク⚡が付きます。
タップすると、AMPキャッシュからAMPページが返されます(ドメイン名が plus.google.com になっていますが実態は cdn.amproject.org のはずです)。
AMPの高速表示をGoogle+でも体験することができるようになりました。
スマホでGoogle+をウェブで利用するユーザーがどれだけいるのか知りたい気もしますが、GoogleのプロダクトなのでAMPをサポートするのはごく自然です。
むしろ遅かったのではないかとも思います。
なお、アプリ版のGoogleはAMPをサポートしていません。
アプリも近いうちにサポートするかもしれませんね。
H/T: John Nack
AMPページの正規URLを表示
モバイル検索からAMPページを開いた場合は、AMPのCNDからキャッシュが返されます(AMPキャッシュを解説した記事で詳しく説明しました)。
このURLを正規URLで表示するようにGoogleは取り組んでいるとのことです。
AMP開発の中心人物であるGoogleのMalte Ubl(マルテ・ウブル)氏がツィートしていました。
Working on a direct path from AMP pages loaded from Google Search to the canonical & sharing will use the canonical if technically possible.
— Malte Ubl (@cramforce) 2016年11月4日
さらに技術的に可能であれば、シェアするときも正規URLでシェアできるようになりそうです。
正規URLは、おそらくAMPページのURLでもなくてrel=”canonical”で指定されているURLを指すのでしょう。
これは良い変更ですね。
Google検索からAMPページを閲覧しているときは、どのサイトであったとしても google.co.jp や google.com (検索したGoogleドメイン名による)で始まるURLになります。
気になるユーザーもいそうです。
サイト管理者の立場からもあまり気持ちのいいものではないように思います。
記事を共有してもらう際も、本来のURLで共有されたほうが認知度アップに貢献するでしょう。
具体的な時期についてはウブル氏は触れていませんが、早い変更を僕は期待します。
余談ですが、AMPキャッシュのURLをGooglebotが発見するとオリジナルのURL(正規URL)に置き換えてクロールします。
キャッシュURLにリンクが張られていても、オリジナルのURLに張られているものとして処理します(適切だと考えればランキング要因としても利用する)。
したがって、見た目は良くないとしても、SEO的な観点からはキャッシュのURLが使われていてもさほど問題はありません。
機会をあらためて詳しいことを説明したいと考えています。