先日、Google Knolというユーザー同士の情報共有サービスのリリース予定を発表したGoogleが、今度は、Q&Aサービスのリリース予定を発表しました。
開発名は、「Google Q&A」です。
実を言うと、Googleの質問サービスは、「Google Answers」という名称で、とうの昔に公開されていたのですが、1年以上前に終了しました。
有料のサービスだったこともあり、利用者が伸び悩んだのでしょう。
事実上の失敗です。
Wikipediaに代表されるネットの百科事典と同様に、ネットのQ&Aサービスは利用者が拡大しています。
アメリカでは、Yahoo! Answersが大人気です。
日本では、Yahoo!知恵袋やOKWaveが有名ですね。
特に、Okwaveは、教えて!gooや楽天 みんなで解決!Q&A、MSN相談箱など、他社のQ&Aサイトにもデータを提供しているほどの大盛況ぶりです。
Googleは、Google Q&Aで相談サービスの世界に再挑戦というわけです。
6月にはロシアで、8月には中国でテスト公開が始まったそうです。
(なぜ、アメリカじゃないんでしょう?)
早ければ、来年早々には正式に公開されるとのこと。
今回は、無料で利用できます。
Wikipediaに対抗したGoogle Knolといい、Yahoo! Answersに対抗したGoogle Q&Aといい、Googleは検索サービス以外でもインターネットの覇権を狙っているようです。
良質のコンテンツをもったサイトであれば、回答の中にリンクを貼ることができるでしょう。
nofollowが付くかどうかは分かりませんが、付かなければGoogle内からのリンクになるので、SEOの効果はかなり期待できそうです。
nofollowが付いたとしても、直接のトラフィックが期待できます。
そして、自分が知りたいことを教えてもらうことはもちろん、他の人が今、何に困っているのか、どんな情報を求めているかを調べることができます。
マーケティングにも利用できるわけです。
自作自演で自分のサイトのリンクを載せるのではなく、自然発生的に参照してもらえるようなニーズを捉えたサイトを所有したいものですね。