[レベル:全員]
ランキングを不正に操作するための自作自演のリンクだったりSEO業者から購入する有料リンクだったり、不自然なリンクに対する取り締まりが日本でも厳しさを増しています。
巧妙に仕組んだつもりでもあなたの不正リンクはGoogleにバレてしまってますよ、という事例を今日は紹介します。
米国版のGoolgeウェブマスター向け公式フォーラムに下のような質問が投稿されました。
1ページ目から圏外に飛んでしまった。DNSエラーとリダイレクトエラー、404エラーがウェブマスターツールに出ていてこれが原因だろうか?
ところがGoogleの社員に指摘を受けたのは、疑わしい外部リンクでした。
一見するときちんと書いてあるごく普通の記事ですが、よくよく見ると質問投稿者のサイトへのリンクが埋め込まれています。
「リンクは文章中から張ったほうが評価が高い」という教えを忠実に守っているふうです。
ただ記事をよく読んでみると、ワードサラダとまではいかなくても実は意味がよく分からないものもあります。
でも文章として成り立ってるかといえば成り立っています。
3つめの例は、右側に“Local Trade Links”と書いてあり、下に行くに連れてみんなが狙いそうなキーワードでのアンカーテキストリンクが並んでいます。
これはモロバレです。
自然に見えても多少SEOをかじった人あるいは自分で自作自演リンクを作ったことのある人ならすぐに「これは!」と気付きます。
ということは、今のGoogleにも簡単に見破られるということですね。
Google+にも投稿したように、自作自演でリンクを集めようとするならこれでもかというくらい緻密に計算してでっち上げなければなりません。
割に合わないくらいにコストがかかります。
それでも、早い遅いの違いはあれどほぼ確実にいずれは捕まるでしょう。
僕たちが見て「おや?」と思うリンクはGoogleにも気付かれていると思ったほうが無難です(逆に言えば、僕たちが見ても気付かない人工リンクを作れればうまくいくw)。
“Google SEO リンク攻略屋”を目指すのでなければ、神経をすり減らしてまで、リスクがつきまとうリンクを作る・買うよりもユーザーに喜ばれるコンテンツを提供してそれをプロモーションする施策に同じお金と時間を費やしたほうが得策とは思いませんか?