[レベル: 上級]
記事が最初に公開された日時と最後に更新された日時の両方を構造化データでマークアップすることを、Google の John Mueller(ジョン・ミューラー)氏は推奨しました。
また、Google に日時を正しく認識させるために、構造化データで指定する日時とページ内に書かれている日時を統一することが重要です。
公開日と更新日の両方をマークアップする
構造化データでマークアップするなら、公開日と更新日のどちらを使用すべきか?
この質問にミューラー氏は、次のように回答しました。
どちらを使っても構わないが、個人的には両方マークアップすることを勧める。両方をマークアップすることができるはずだ。
Google のアルゴリズムには両方とも役に立つ。
schema.org の Article や NewsArticle、BlogPosting などのタイプは、公開日と更新日の両方のプロパティを追加できます。
- 公開日:
datePublished
- 更新日:
dateModified
Article に関する Google のガイドラインでは、datePublished
は必須ですが、dateModified
は推奨です。
推奨とはいえ、dateModified
も構成しておけばより多くの情報を Google に提供できることになります。
タイムゾーンを統一する
公開日と更新日の両方を構造化データでマークアップすることが Google のアルゴリズムに記事の作成日を伝えるために役立ちます。
しかしながら、スニペットに表示される日付を構造化データで指定することはできません。
構造化データの情報も参考にはされますが、日付をいつにするかは記事に書かれている日付もふくめていくつかの要因が関わってきます。
アルゴリズムが自動的に決定します。
記事の公開日更新日を正しく Google に伝えるために、タイムゾーンを一致させるようにミューラー氏は注意を喚起しています。
日本は同じ時間を使っていますが、たとえば米国で、ページで目に見えるところには太平洋標準時 (PST) で公開日時を書いていて、構造化データでは 東部時間 (EST) が設定されていたりすると、数値上は一致していません。
時間とともに Google は正しく理解するでしょうが、初期の段階では混乱するかもしれません。
確実に Google に理解させるためにも、同じタイムゾーンで日時を記述します。
なお構造化データの日時は ISO 8601 のフォーマットに従って構成します。
この記事のまとめです。
- 構造化データでは、公開日と更新日の両方マークアップすることが推奨
- 日時はページ内で統一する