[レベル: 初級]
E-E-A-T はランキング要因ではない
Google SearchLiaison が X で繰り返し説明しました。
E-E-A-T はランキング要因ではないし、E-E-A-T スコアも存在しない
刷新した SEO スターターガイドの「注力すべきでないこと」のセクションに次の記述があります。
Thinking E-E-A-T is a ranking factor
No, it’s not.
E-E-A-T がランキング要因だと考えること
いいえ、E-E-A-T はランキング要因ではありません。
このセクションに関連した一連の発言です。
「E-E-A-T 自体が特定のランキング要因ではない」という点は、E-E-A-T「スコア」があると信じている人々には十分に明確だと思っていた。しかし、私たちが使用している E-E-A-T ランキングスコアは存在しないにもかかわらず、まだこの誤解を抱いている人々がいる。それは存在しないし。ランキング要因でもない。
(検索品質の)評価者はページをほかの方法で評価するために E-E-A-T の「概念」を使用しており、私たちの検索結果のパフォーマンスを「評価」してる。E-E-A-T の「スコア」を彼らはページに割り当てていない。また、その評価は直接ランキングには使用されていない。
正直に言って、自分のページが E-E-A-T を証明しようとするために時間をかけている人々に対して、「検索から私のページに来た人が、コンテンツから体験に至るまで満足しているかどうか」を自問してみることを強く勧める。
E-E-A-T スコアは存在しない。それはつまり、ほかのランキング要因が E-E-A-T スコアに「集約」されることもないということだ。なぜなら、E-E-A-T スコアそのものが存在しないからだ。
正直なところ、ほかに何を言えばいいのかときどき私はわからなくなる。
次のような質問を受けることがある:
「E-E-A-T はランキング信号ですか?」そして「いいえ、E-E-A-T はランキング信号ではありません」と私たちは答える。
すると「それじゃあ、ランキングってそもそも何ですか? ひょっとしたシグナルかもしれませんよね? シグナルじゃないとも言ってないですよね!」と人々は言う。
では、ページエクスペリエンス シグナルはあるのだろうか? いいえ、ページエクスペリエンス シグナルはない。だから「単一のシグナルは存在しない」というページを私たちは作成した。
でも待ってほしい、複数のシグナルはあるのだろうか? はい、私たちはこの質問を予想していたので、「私たちのコア ランキング システムはさまざまなシグナルを考慮しています」と同じページに書いている。
これが「コア ウェブ バイタル はシグナルですか?、それともそれを満たさないと私は絶望的なのでしょうか?」という疑問につながる。だから同じページには「ただし、素晴らしいページ エクスペリエンスにはコア ウェブ バイタル 以上の要素が含まれています」と書いている。
そのページで何がランキング シグナルであり、何がそうでないかを私たちはリストアップしていない。なぜなら、状況は変化するからだ。かつて重要だった要素も、変化に伴い、ほかの要素と連携するようにシフトするかもしれない。有用なリソースやページ エクスペリエンスについて考える際の指針に私たちは導こうとしているが、最終的には、訪問者に素晴らしい体験を提供すると思う方法を取ってほしい。
E-E-A-T はランキング要因ではない。ほかの要因に影響を与えるものでもない。専門家が記事を書いたからといって、あなたのランキングが魔法をかけたように向上するわけではない。
なぜなら、
1) 誰でも自分を専門家と宣言できるため、それは何も意味しないし、
2)「はい、それは専門家です」と確認しようとするわけでもないからだ。良いのは、人々に好まれるコンテンツを専門家が書くことだ。そうすれば、その人の専門性は自然と明らかになり、人々がコンテンツを気に入れば、私たちが実際に使用する、ユーザーを第一に考える満足度の高いコンテンツを評価するまったく別のシグナルと自然に一致するのだ。
人々が満足し、喜ぶようなコンテンツを作成してほしい。読んだ人が「素晴らしい!」「最高!」と思うようなものだ。
正直、100個のランキング要素を並べたところでそれはできない。いつか、これらすべてを詳しく掘り下げたドキュメントを発表したいと思っている。これは、「SNSで私が本物であることを証明するにはどの要素が必要ですか?」と聞くようなものだ。人々は、特定の行動(撮影方法や服装など)で誰かが本物だとは思わない。本物だと思うのは……その人が本物だからだ。
You're almost certainly going to see more clarification come to that page, as well, in the near future.
We thought "While E-E-A-T itself isn't a specific ranking factor" was clear enough for the people who somehow believe we have an E-E-A-T "score." But some still have this…
— Google SearchLiaison (@searchliaison) February 2, 2024
There is no E-E-A-T score. That also means there are no other ranking factors that somehow "roll up" into an E-E-A-T score because … there is no E-E-A-T score.
— Google SearchLiaison (@searchliaison) February 5, 2024
Honestly, I'm at a loss sometimes what else to say. We get asked things like:
Is EEAT a ranking signal?
And say "No, EEAT is not a ranking signal"
And people go "Well, what does ranking really mean. Maybe it's signals? They didn't say it's not signals!"
So do we have a signal…
— Google SearchLiaison (@searchliaison) February 5, 2024
It's not a ranking factor. It's not a thing that's going to factor into other factors. Having an expert write things doesn't magically make you rank better, because 1) anyone could self declare someone to be an expert, and that means nothing and 2) we don't somehow try to check…
— Google SearchLiaison (@searchliaison) February 7, 2024
We'd like you to make satisfying content that people want. Something that if someone reads, they go, "fantastic!" That was amazing. Listing 100 different ranking factors honestly won't get you to that. Eventually, I'd really like to finally get a document out that explores all…
— Google SearchLiaison (@searchliaison) February 7, 2024
キーポイントまとめ
SearchLiaison の投稿のキーポイントをまとめます。
- E-E-A-T はランキング要因ではない:誤解されがちだが、ランキングには「E-E-A-Tスコア」は使用されていない。検索品質評価者はページを評価するためにこの概念を使用するが、スコアは割り当てられていない
- ユーザーの満足に焦点を当てる:E-E-A-T にこだわる代わりに、ユーザーが満足し、価値のあるコンテンツを作成することを優先する
- 単一のシグナルではなく、複数のシグナル:ランキングはさまざまなシグナルを考慮しており、特定のいくつかの要因だけでなく、全体的な素晴らしい体験を提供することに焦点を当てている
- 専門知識は自然であるべき:「専門家」がコンテンツを書いたからといって、ランキングが向上するわけではない。専門知識はコンテンツ自体の品質とユーザーの評価に明らかに現れるべき
- 真正性が重要:ソーシャルメディアと同様に、真の価値は本物であり、ユーザーに共鳴するコンテンツを提供することから生まれる
- 素晴らしいコンテンツの作成に焦点を当てる:ランキング要因をリストアップするだけでは役立たない。代わりに、ユーザーが本当に「素晴らしい」と価値あると感じるコンテンツを作成することを目指す
つまり、こういうことです。
納得できますよね?