[レベル: 中級]
ネイティブ Lazy-load を簡単に実装する WordPress 用のプラグインを Google が公開しました。
ネイティブ Lazy-load は JavaScript のライブラリを利用することなく loading
属性を追加するだけで、画像と iframe の遅延読み込みを可能にします。
1 か月前にリリースされた Chrome 76 でサポートされました。
設定不要、インストールするだけで WP で Lazy-load
Native Lazyload プラグインの使い方は非常にシンプルです。
インストールして有効にするだけです。
設定項目はありません。
有効にすると、img
タグと iframe
タグに loading=”lazy” 属性をプラグインが自動的に追加します。
現状では、loading
属性をサポートするブラウザは Chrome 76(以上)だけです。Loading
属性をサポートしないブラウザ、言い換えれば Chrome 以外のブラウザに対してはフォールバックとして、JavaScript の IntersectionObserver
API を利用した lazy-load を代わりに提供します。
IntersectionObserver
は検索エンジンフレンドリーな Lazy-load の実装方法として Google が推奨していましたね。
つまり、Native Lazyload プラグインは、loading
属性をサポートしているブラウザ(= Chrome)に対してもしていないブラウザ(= Chrome 以外)に対しても簡単に Lazy-load を提供できるのです。
なお lazy-load を適用させたくない画像には skip-lazy
を class に追加すると適用を回避できます。
最後に注意点に触れておきます。
すでに、別の方法 (JavaScript) で Lazy-load を実装している環境では、このプラグインを併用しないほうがいいかもしれません。
僕が試した環境ではかえって遅くなりました(というより、画像がロードされなかった)。
干渉を起こしていたのかもしれません。
今まで、Lazy-load を使っていなかったプレーンな環境でならきちんと動作するはずです。