Googleは、3度目となるパンダ・アップデートの更新を実行しました。
Googleが公式に認めたことをSearch Engine Landがレポートしています。
ただし2/24の パンダ・アップデート1 と4/11の パンダ・アップデート2 よりは規模がずっと小さいらしく、パンダ・アップデート3 ではなく パンダ・アップデート2.1 と呼んだほうが適切だろうということです。
ただ日本語サイトにパンダ・アップデートが導入されているかどうかをGoogleが公表していないので、僕たちのサイトも影響を受けているかどうかは不明です。
2、3日前に変更を加えたとのことですが、パンダ・アップデート以後も別のアルゴリズム変更を十数個実施しているそうなので、変動が起こっていたとしても規模が小さいとパンダ・アップデートによるものなのかを識別するのはなおさら難しく思います。
ところで、Googleのアルゴリズムには状態を絶えず更新し続けるものがありますが、パンダ・アップデートに関してはそうではないようです。
GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏が次のようにツイートしているのを発見しました。
short version is that it’s not data that’s updated daily right now. More like when we re-run the algorithms to regen the data.
簡潔に言うと、(パンダ・アップデートは)今のところ毎日アップデートするデータではない。データを再生成するためにアルゴリズムを再実行する時のような感じだ。
理由まではMatt Cutts氏は述べていません。
アルゴリズムがまだ発展途上のため改良すべき点が多くまとめて実行しているのかもしれないし、再実行に多大なマシンパワーが必要なため頻繁にできないのかもしれません。
WebmasterWorldでこのツイートを見てもらったところ、サイト管理者が変更を加えたとしてもすぐに反映させないことで、どの施策がどのくらい効果があったのかを判断しづらくさせているのではないか、なんていう推測も出ています。
もっともパンダ・アップデート2.1がリリースされたとか、パンダ・アップデートは随時更新ではないとかは、『パンダ・アップデート 23個の質問』の記事の最後で言ったように、一般のサイト管理者にとってはまったく気にする必要のない問題です。
でも僕のようなSEO好きには好奇心がわく問題ですよね。
Matt Cutts氏と話すチャンスが来月にあるかもしれないので聞いてきます。