[レベル: 上級]
次の 3 種類の構造化データの推奨プロパティのいくつかをそれぞれの技術ドキュメントから Google は削除しました。
HowTo 構造化データから削除された推奨プロパティ
ハウツー リッチリザルトを設定するための HowTo
構造化データの推奨プロパティからは description
が削除されました。description
はハウツーの説明を表すプロパティです。
この記事を公開する時点では日本語ページはまだ更新されていないため、残っています。
オリジナルの英語ページからは消えています。
QAPage 構造化データから削除された推奨プロパティ
Q&A のリッチリザルトを設定するための QAPage
構造化データからは次の推奨プロパティが削除されました。
mainEntity.author
mainEntity.dateCreated
mainEntity.suggestedAnswer.author
mainEntity.suggestedAnswer.dateCreated
mainEntity.acceptedAnswer.author
mainEntity.acceptedAnswer.dateCreated
簡潔にまとめると、質問または回答の作成者を表す author
プロパティと投稿日を表す dateCreated
プロパティが完全に不要になりました。
SpecialAnnouncement 構造化データから削除された推奨プロパティ
SpecialAnnouncement
は、COVID-19(新型コロナウイルス感染症)に関するお知らせためのリッチリザルトを表示するための構造化データです。
次の推奨プロパティが削除されました。
provider
audience
serviceType
address
category
SpecialAnnouncement
構造化データをマークアップしているサイトは(特に日本で)どのくらいあるんでしょうね?
Google 検索でもリッチリザルトでも使われていなかった
これらのプロパティが推奨プロパティから外れた理由は、Google 検索でもリッチリザルトでも使われていなかったからです。
欠けていても、リッチリザルト テストでは警告も出ません。
もっとも追加していたからといって何も悪いことはありません。
そのままでも問題ありません。
しかしながら、新たに設定するときはあえて追加する必要はなくなりました。
自動で追加するようにシステムを組んでいるなら、今回のドキュメント更新に合わせて修正してもいいでしょう。