[レベル: 初級]
旧バージョンの Search Console で多くの機能・レポートの提供を Google は終了しました。
今年 1 月に告知していたとおりの実施です(3月に入ってから日本語版公式ブログで翻訳記事が公開)。
As we announced in January, today we’re retiring another set of reports. If you didn’t check the new reports, please do, and let us know what you think – we’re committed to enhancing our product to support you better! Learn more at https://t.co/qTqHsLLIV3 pic.twitter.com/FMDGoaN9ea
— Google Webmasters (@googlewmc) 2019年3月28日
この機能もあのレポートも提供終了
旧 Search Console のトップページが寂しい状況になっています。
トップページに並んでいる次の3つのレポートすべてに「このレポートは、ここでは利用できなくなりました。」のメッセージが出ています。
- クロールエラー
- 検索アナリティクス
- サイトマップ
もっともこれらのレポートは、新バージョンの Search Console で代わりとなる機能がすでに(以前よりも使いやすい形で)提供されています。
最もお世話になった機能の1つ、Fetch as Google ももはや利用できません。
でも、新 Search Console ではもっと便利な、URL 検査ツールが使えます。
HTML の改善は、代替レポートが提供されることなく完全に廃止です。
無駄な混乱を招くレポートだと個人的には感じていたので、HTML の改善の廃止は喜ばしいことです。
構造化データレポートも使えなくなりました。
HTML の改善とは異なり、個人的には好きなツールでした。
リッチリザルトに利用されていない構造化データが Google に認識されているかどうかを調べることができたからです。
新 Search Console では、リッチリザルトレポートが代替レポートとして提供されています。
リッチリザルトに使われていない構造化データをレポートする機能も提供される可能性はあるようです。
旧 SC でまだ利用できるツール
この記事を書いている 3月29日の朝の時点で、新バージョンの Search Console ではまだサポートされておらず、旧バージョンの Search Console で依然として利用できるツールは次のとおりです。
- クロールの統計情報
- robots.txt テスター
- URL パラメータ
- インターナショナル ターゲティング
- データ ハイライター
- アドレス変更ツール
- 使用するドメイン
- クロールの頻度設定
- リンクの否認
- URL の削除
- Search Console プロパティとアナリティクス プロパティの関連付け
- メッセージの読み取りと管理
これらの機能・レポートが、形を変えたとしても新 Search Console に移行されるのか、それとも廃止されるのかはわかりません。
リンクの否認ツールに関しては、廃止の予定は今のところなさそうです。
データハイライターはなくなるのではないかと予想します(情報源のない勝手な予想です)。
いずれにしても、新しいバージョンの Search Console への移行が着々と進んでいます。
旧 Search Console にしか残されていないツール以外は、新 Search Console を利用しましょう。