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Googleは、かねてからの予告とは裏腹に次回のペンギンアップデート更新の年内の実施を見送りました。
年明け以降の実施になります。
休日が近づいているため来年まで実施せず
Googleの広報担当は次のコメントをSearch Engine Landに宛てて出したとのことです。
With the holidays upon us, it looks like the penguins won’t march until next year.
休日が近づいているため、来年までにはペンギンは実施されないようです。
ここでいう「休日 (holidays)」は、米国でのいわゆるホリデーシーズンがいちばん盛り上がる、クリスマスやニューイヤー近辺の時期のことでしょう。
僕の推測ですが、Google社内でも休暇を取る人が多かったり、またネットでの購買活動が活発になるこの時期に混乱や騒動を発生させる可能性がある順位変動を起こしたくないという思惑があったりするのかもしれません。
GoogleのGary Illyes(ゲイリー・イリーズ)氏は、10月初めのSMX Eastで次のペンギンアップデートについてこのように発言していました。
早ければ数週間後、遅くとも年内には実施する予定
あいにくすぐには実施されなかったものの、年内実施の予定にそれでも変更はありませんでした。
しかしながら結局、実施は来年まで持ち越しとなってしまいました。
次のペンギンからはリアルタイム更新に
次回のペンギンアップデートはアルゴリズム本体にも大幅な変更が加わりリアルタイム更新になります。
現行とは異なり長い間隔を空けての更新ではなくなります。
次のペンギンは(データの更新ではなく)アルゴリズムの更新になる。(今後は)リアルタイムで変更を反映できるようになるだろう。これは非常に大きな変更だ。
@forefront1 it will be an update to the algorithm. The new iteration will be realtime which is a huge change
— Gary Illyes (@methode) 2015, 11月 23
いったん実施されてしまえば、今のように「次の更新はまだか?」ということもなくなるでしょう。
今はもう少しの辛抱ですね。