ついに!Search Consoleが正規表現をサポート

[レベル: 上級]

Google Search Console に 2 つの改良が加わりました。

  • 検索パフォーマンス レポートが正規表現フィルタをサポート
  • 比較時の 2 つ以上の指標の同時レポート表示

検索パフォーマンス レポートが正規表現をサポート

正規表現によるフィルタを検索パフォーマンス レポートがサポートしました。
ついに!です。
これで、複雑な条件を指定してデータを絞り込めます。

[検索キーワード] と [ページ] のフィルタで正規表現を利用できます。

正規表現フィルタ

正規表現フィルタ

たとえば、[海外SEO情報ブログ] と [海外SEOブログ] の 2 種類のクエリで僕のブログを探す読者がたくさんいます(正式名称は前者です!)。
このとき正規表現を使って [海外SEO(情報)?ブログ] と指定すれば両方のクエリを同時に指定してフィルタできます。

正規表現でフィルタ

正規表現でフィルタ

例で出したのはとてもシンプルな正規表現ですが、熟知している人にとっては正規表現を使えるようになったのは飛び上がるくらいに嬉しい改良でしょう(フィルタで使える一般的な正規表現はヘルプ記事で参照できます)。

実は昨年 7 月に、検索パフォーマンスでの正規表現サポートに関わる機能がヘルプ記事に記載されたことがありました。
ところが、すぐに消滅してしまいました。
今度こそ正式実装です。

なお正規表現は、Discover と Google ニュースのパフォーマンス レポートの [ページ] フィルタでも利用できます(これらのレポートには [検索キーワード] フィルタはない)。

比較時の 2 つ以上の指標の同時レポート表示

比較機能を使用した際に 2 つ以上の指標を選択した状態だと、これまでは、パーセンテージによる相対的な差はレポートのカラムに含まれていませんでした。
今は含むようになりました。

さらに比較レポートの表示形式も改良し、より比較しやすく、見やすくなっています。

パーセンテージの比較レポート

正規表現サポートにと比べると地味かもしれませんが、比較を多用する人にとっては使い勝手が向上する改良に思えます。