AMPやモバイルユーザビリティなどのSearch Consoleのレポートで対象ページ数を減らす仕様変更あり

[レベル: 中級]

Search Console のいくつかのレポートで、レポート対象のページ数が今までよりも少なくなりました。
数値の減少がグラフで見られるかもしれません。

パフォーマンス向上のため、レポートするページ数を少なく

Search Console に発生した障害や変更を告知する Data anomalies in Search Console ページで次のアナウンスが出ています。

April 12, 2020 onward

AMP, Mobile Usability, Speed, all rich result reports

These reports have been changed to cover a smaller number of pages, in order to provide better performance in Search Console. Because of this, you might see a decrease in the number of items and pages tracked in these reports. This change does not affect Search results, only the data reporting in Search Console.

次のレポートにおいて、レポート対象にするページの数を減らしたとのことです。

  • AMP
  • モバイル ユーザビリティ
  • 速度
  • リッチリザルトすべて

4 月 12 日以降にこれらのグラフで数値が減少しているかもしれません。

こちらは、このブログのモバイルユーザビリティ レポートです(4 月 12 日のところに今回の変更の注釈が入っています)。
変更直後ではありませんが、若干減っているように見えます。

モバイルユーザビリティ レポートの減少

こちらは、AMP レポートです。
こちらも若干減っているように見えます。

AMP レポートの減少

僕のブログでは気にするほどの差異ではありませんでした。
ひょっとしたらサイトによっては、もう少し目立つ減少が見られるかもしれません。

いずれにしても、Search Console だけの仕様変更です。
検索結果にはまったく影響しません

減らした理由は、Search Console のパフォーマンスを向上させるためだそうです。
表示スピードを速くしたようです。

レポートされるページ数が減ったということは、以前よりもデータが正確でなくなったことを意味するように思うのですがどうなのでしょう?
ほとんどのサイトでは著しい減少は起こっていないはずですが、定期的にデータを取得して監視している場合は、仕様変更のことを認識しておく必要があります。