アプリ開発者に嬉しいニュース、Google Search ConsoleがApp Indexingに対応

[レベル: 上級]

ウェブマスターツールから名称変更したばかりのGoogle Search Consoleが機能を拡張し、App Indexingに対応しました。

具体的には、次の2つが可能になりました。

  • 検索アナリティクスで、Google検索からのトラフィックをレポート
  • Fetch as Googleで、アプリ内コンテンツのレンダリングをテスト

検索アナリティクスによるレポート

全ユーザーに公開されたばかりの検索アナリティクスで、検索結果からのアプリ内コンテンツへのトラフィック情報を調べられます。

こちらは公式アナウンス記事が紹介しているレポート例です。

検索アナリティクスのApp Indexing状況レポート

通常のウェブページと同様に、検索クエリや表示されたコンテンツなどの情報を入手できます。
もちろん、国やデバイスなどでのフィルタリングもできます。

Fetch as Googleによるサポート

アプリ用Fetch as Googleを提供開始しました。
現在はまだアルファ版です。

アプリのURIが機能するかどうかや、アプリ内コンテンツがGoogleにどのようにレンダリングされるかを検証できます。

アプリ用Fetch as Google

Googlebotにきちんとレンダリングされているかどうかやコンテンツの不一致がないかどうかをチェックするのに便利です。

Search ConsoleのApp Indexing向け機能を利用するには、事前に2つの設定が必要です。

  • アプリを Search Console に追加する
  • サイトとアプリを関連付ける

詳細は公式アナウンスで確認してください(日本語版ブログで翻訳記事がすでに公開されています)。

Googleはモバイル検索でアプリを非常に重要視しています。

その証拠に、すべてのユーザーに対してApp Indexingはモバイル検索ではランキング要因になっています。
またそのアプリをインストールしていないユーザーには、インストールを促すボタンを表示します。

この流れにしっかり乗りApp Indexingを実装しているアプリ開発者にとって、今回のSearch Consoleの機能拡張はとても嬉しいニュースに違いありません。