アメリカのSEOエキスパート、Aaron Wall氏が公開したGooge SEO対策ビデオシリーズの続編です。
前回は、SEOに効果的なタイトル(Titleタグ)の付け方でした。
今回は、Googleが検索順位を決めるのに、よりウェイトを置く傾向が強まってきたDomain Age(ドメイン・エイジ)というドメインの年齢についてです。
Aaron Wall氏はビデオの中で、なぜGoogleが古いドメインを好むのについて解説しています。
古いドメインは、同じコンテンツを提供していてもその分野の第一人者である場合が多く、そのため豊富なナチュラルリンクを得ているという点が、理由のひとつです。
また、新しいサイトはSEO目的のためのスパムサイトとして利用されるケースが多く、信頼できないという理由もあります。
その他にも理由はありますが、ウェブマスターにとっての最大の関心事は、「新しいドメインでのサイトをどうやって、Googleに認めてもらうか」でしょう。
Aaron Wall氏によれば、
まず、ドメインが信頼されるには何年の歴史が必要か。これについては、「2年」だそうです。
同分野の歴史のある既存のサイトを抜くには、そのサイト以上に有益なコンテンツを提供して、リンクを得ることが必要です。
また、すでに歴史のあるサイトから、被リンクを得るのも役に立ちます。
しかし、いちばん手っ取り早いのは、すで存在しているドメインを買うことです。
歴史のあるドメインを譲り受けて、そのまま利用してもいいですし、
自分で取得した新しいドメインに301リダイレクトと呼ばれる仕組みを使って、古いドメインが持つバッリンクやドメインエイジの情報を、新ドメインに受け継がせることもできます。
海外では、ドメイン売買やドメインオークションが盛んに行われていて、そういったサービスを提供しているサイトも数多くあります。
日本でも、ドメインの売り買いに目をつけた業者が、ドメイン売買のサイトを立ちあげてきました。
「ドメイン売買」や「ドメインオークション」で、検索してみてください。
いろいろな情報が見つかるでしょう。
ドメイン売買については、また別の機会に解説しようと思います。
ただ、あまり広まりすぎると、自分の利益が薄れてくるので、少し躊躇してしまいますが。(笑)
ひとつ注意を。
検索エンジンにとってのドメインの年齢は、ドメインを取得した日ではなく、最初にインデックスされた日です。
年代物のドメインでも、キャッシュされていなけば意味がありませんので気をつけてください。
Googleだけではなく、Yahoo!やLive Searchもドメインエイジをアルゴリズムに取り入れている傾向が見られます。
古いものが、必ずしも良いとは限りません。
新しいものにも良いものは、たくさんあります。
たとえば、このブログのように。(爆)
とはいえ、サーチエンジンのアルゴリズムに抗うことはできないので、素直に受け入れるしかありませんね。
SEOは、長い目で見て実行していきましょう。