[レベル: 上級]
2 週間前に公開した SGE を Google は改良しました。
Twitter で Search Liaison がアナウンスしています。
Two weeks ago, we started opening up access to SGE. Since then, we’ve made a number of quality updates, including a major improvement that reduces the time it takes to generate AI snapshots by half! We hope everyone testing it out enjoys the speedier experience. If you haven’t…
— Google SearchLiaison (@searchliaison) June 8, 2023
2 週間前、SGE へのアクセスを開始しました。それ以来、AI スナップショットを生成する時間を半分に削減する主要な改善を含む、いくつかの品質向上を実施しました。テストしているすべてのユーザーが、より高速な体験を楽しんでくれることを願っています。まだ登録していない場合は、次の URLで確認してください。labs.google.com/search
スナップショット生成時間が半分に
スナップショット (Snapshot) というのは、SGE が生成する回答のことです。
スナップショットは瞬時には表示されません。
「考えているなー」と感じさせるようなインジケーターのアニメーションが流れて、生成されるまでに数秒待たされます。
この時間を半減したそうです。
そう言われてみれば、速くなったような気がします。
それでも、通常の検索結果のように瞬時というわけにはいかないようです。
とはいえ、ChatGPT (GPT-4) も、Bing Chat も、Bard でも瞬時ではないので現状ではこれが限界なのかもしれません。
いずれにしても、SGE のモッサリ感は多少改善されました。
スピード改善のほかにも「いくつかの品質向上」を実行したとのことですが、詳細は不明です。
より良い回答を返せるようになったとかですかね。
モバイル版 SGE
SGE を実際に利用したファーストインプレッションを 1 週間前にレポートしました。
このときは PC の結果だけしかお見せしませんでしたが、モバイル検索での SGE の画面も共有します。
モバイル検索では PC 検索以上にオーガニック検索が下に追いやられてしまうのではという懸念があります。
Google は少しは考慮したのか、スナップショットが長い場合はすべてを表示せずに一部だけを表示します。
「Show more」ボタンですべてを表示するようなデザインです。
モバイル検索でのスナップショット生成も、当然のことながら短縮されていると思われます。
SGE の日本語サポートがいつのなるかはまったく不明です。
当面は米国・英語での試験公開が続くでしょう。