[レベル: 上級]
Google は、URL 短縮サービスとして提供していた goo.gl の機能を完全に停止することをアナウンスしました。
告知用インタースティシャルを経てサービス終了
影響を受けるのは https://goo.gl/
で始まるすべての URL です。
2024 年 8 月 23 日以降、https://goo.gl/
で始まる URL にアクセスすると、サービスが終了することを伝えるインタースティシャルページが表示されます。
本来は、短縮前の URL に自動的にリダイレクトされます。
インタースティシャルは、次のようなイメージのページになるとのことです。
2025 年 8 月 25 日からこのリンクが機能しなくなることを注意喚起しています。
「Continue」(続ける)ボタンをクリックすると、転送先ページにアクセスできます。
2025 年 8 月 25 日以降は、https://goo.gl/
で始まる URL にアクセスするとインタースティシャルページはもう表示されません。
404 のエラーページが返されます。
SEO に与え得る影響は?
https://goo.gl/
の URL 短縮サービスを利用したサービスを提供していた開発者の人はアナウンス記事で詳細を確認しておいてください。
SEO に与える影響ですが、ゼロとは言いませんがほぼないと言っていいでしょう。
https://goo.gl/
のリンクからリダイレクトされているページがあります。
これらのページはリンクを失うことになります。
https://goo.gl/
は 302 リダイレクトなので、転送後ページのタイトルが転送前の URL (goo.gl) で検索結果に表示されるとはいえ、短縮 URL が利用される場面はソーシャルメディアが多いはずです。
ソーシャルメディアの外部リンクには nofollow
が通常は付いています。
ランキングに影響するリンクとしては元から評価の対象ではありません。
また、かなり昔の投稿なはずで、もう人目にはつかないのではないでしょうか。
とはいえ、多くのユーザーが訪問するページから https://goo.gl/
経由で自分のサイトのページにリンクされていたら、2025 年 8 月 25 日以降はリンク切れになってしまいます。
このケースでは、SEO に影響はないとしても参照トラフィックを確かに失ってしまいます。
もし、そんな状況になりそうであればリンクの張り替えを依頼した方がいいかもしれません。
内部リンクに https://goo.gl/
を使っている人は、さすがにいませんよね?
https://goo.gl/
という Google 製の URL 短縮サービスのことを今思い出した人も多くいそうです。
そもそもそんなサービスがあったことすら知らない人もいそうです。
そんな忘れ去られたサービスなので、少なくともサイト管理者の立場からの不都合はないでしょう。
#google #SEO #URL短縮サービス