robots meta タグを省略したページをGoogleはどのように処理するのか? noindexがないとどうなる? nofollowがないとどうなる?

[レベル: 初級]

robots meta タグに関する技術ドキュメントを Google は更新しました。

次の 2 点の追加です。

  • robots meta タグがないときの Google のデフォルトの処理
  • max-snippet robots meta タグの具体例

この記事を書いている時点で、日本語ページはまだ更新していないので、先取りで紹介します。

各 robots meta タグがないときの Google のデフォルトの処理

noindexnofollow など十数種類の robots meta タグを Google 検索はサポートします。
しかし、すべての robots meta タグを 1 つのページに記述しているサイトはないでしょう。
それぞれの robots meta タグがない場合の既定の処理がドキュメントに追加されました。

次のようになります。

  • noindex がないとき: そのページがインデックスされ、検索結果に出ることがある
  • nofollow がないとき: そのページにあるリンクを URL の発見に使うことがある
  • noarchive がないとき: そのページのキャッシュを Google が作成することがある。ユーザーは検索結果でそのキャッシュにアクセスできることがある
  • nosnippet がないとき: ページで見つかった情報をもとに、キストのスニペットや動画のプレビューを生成することがある
  • max-snippet がないとき: スニペットの長さ(文字数)は Google が決定する
  • max-image-preview がないとき: デフォルトのサイズで画像のプレビューを表示することがある
  • max-video-preview がないとき: 動画のサムネイルプレビューを検索結果で表示することがあり、再生時間の長さは Google が決定する
  • notranslate がないとき: そのページの翻訳版をユーザーが見るためのリンクを検索結果に表示することがある
  • noimageindex がないとき: そのページの画像がインデックスされ、検索結果に表示されることがある
  • unavailable_after がないとき: そのページは無期限に検索結果に表示されうる

各 robots meta タグの働きをそもそも理解していない場合はドキュメントを参照してください(これは日本語ページで確認できます)。

max-snippet robots meta タグの具体例

max-snippet robots meta タグの具体例が 1 つから 3 つに増えました。

max-snippet robots meta タグ はスニペットの文字数を制御するタグです。
max-snippet robots meta のあとに :(コロン)で区切ってスニペットの文字数を数字で指定します。

max-snippet:0

次のように記述すると、検索結果のスニペット表示を停止できます。
<meta name="robots" content="max-snippet:0">

max-snippet:20

次のように記述すると、スニペットの文字数は最大 20 文字になります。
<meta name="robots" content="max-snippet:20">

max-snippet:-1

次のように記述すると、スニペットの文字数が制限なしになります(Google が決める)。
<meta name="robots" content="max-snippet:-1">

max-snippet を使ってスニペットの文字数を制限したい状況を僕は思い浮かばないのですが、使い方としてはこうなります。

通常は robots meta タグを記述しなくても検索になんら問題は発生しません。
理由があって、クロールやインデックス、表示方法を制御したいときに利用します。

SEO 上級者を目指すなら、振る舞いを覚えておきましょう。