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ページの表示速度が、Googleのモバイル検索のランキング要因の1つとして使われています。
表示速度が遅いページは多少ですが、検索順位が下がることがあります。
ところがモバイル検索といえど、モバイル向けページではなくPC向けページの情報が表示速度の判断には用いられています。
依然としてこの仕様であることを、米サンノゼで先週開催されたSMX WestカンファレンスでGoogleのGary Illyes(ゲイリー・イリーズ)氏が明らかにしました。
モバイル検索でもPC向けページのデータを利用
モバイル検索であってもページの表示速度の判断には、PC向けページのデータが利用されます。
これは、昨年11月のSMX MillanでGoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏に僕自身が直接確認した事実です。
SMX Milanのすぐ後に開催したウェブマスター向けオフィスアワーでも、ミューラー氏は事実であることを繰り返し認めています。
モバイルサイトは超高速、でもPCサイトはのろい、こんな状況が仮にあったとします。
PCサイトの遅さがモバイル検索のランキングに悪影響を与えます。
不思議な気もしますが、間違いなく確かなことです。
分ける実験は行っている
ただしページの表示速度も含め、モバイルかPCかに基づいて分けたほうがよさそうなランキング要因に関しては、分けて評価する実験を行っているとのことです。
もっとも実験段階です。
現状では変わっていません。
4月21日に予定しているモバイルフレンドリーアップデートの導入時点でも、PC向けページの評価が依然として使われるだろうとのことです。
個人的には腑に落ちない仕様です。
情報元のSearch Engine Landの記事に書いてあるように、パンダアップデートやペンギンアップデートのようなアルゴリズムではモバイルとPCを分ける必要はないでしょう。
一方で、表示スピードが遅かったり広告が多過ぎたりするページの評価を下げるアルゴリズムは別々に評価してほしいと感じます。
表示速度のようにユーザー体験を向上させるための要素が強いアルゴリズムにおいては、デバイスに応じて評価をするのが自然に思えます。
モバイル検索での「Slow」ラベルを先日取り上げました。
ひょっとしたらモバイル向けページのスピード評価の分割も兼ねた実験なのかなとも疑いました。
3月20日のIn-house SEO MeetupでGoogleの長山さんとお話する機会をいただきました。
ちょうどいいチャンスなので、この記事のトピックにしたモバイル向けページのスピード評価について質問してみようと思います。