ランキングには関係ないと理解しつつも、どうしても気になってしまうのがGoogleツールバーのPageRankです。
先週末あたりに、PageRankが突然「0」になってしまって青ざめたWebマスターはいませんか?
海外のフォーラムで、PageRankが下がった(その多くは「0」)という報告が相次いでいます。
– WebmasterWorld, DigitalPoint Forums(1), DigitalPoint Forums(2), Google Webmaster Help
結論から言うと、慌てる必要はありません。そのうち元に戻るだろうし、戻らなくても検索順位に与える影響はありません。
PageRankが0になる件について書いたlouisgray.comの記事に、GoogleのMatt Cutts氏が次のようにコメントしています。
We’re pushing PageRank canonicalization updates (as opposed to PageRank values) much more regularly these days, so my first response in a situation like this is to say “Don’t Panic,” especially if your site hasn’t been selling any links that pass PageRank. Normally new canonicalization maps are pushed a few days later and that will often resolve things.
“僕たちは、最近はもっとずっと定期的にPagaRankの正規化の更新を(PageRankの評価とは対照的に)推し進めている。だから、この状況での僕の初めの返答としては、「パニックを起こすな」と言いたい。特にサイトがPageRankを渡すリンクを売っていないなら、なおさらだ。通常は、新しい正規化のマップが数日遅れで押し込まれて、問題が解決することが多い。”
「canonicalization(正規化)」というのは、WWWあり・なしの統一やindex.htmlあり・なしの統一のように、同じページへのURLが複数存在するときに1つに統一することを指していると思われます。
PageRankの値の変更ではなく、言い換えればPageRankの更新ではなく、データの整合性を取っているようです(Googleは、ツールバーPageRankのアップデートはだいたい3カ月おきと、常に言っています)。
最初にも書いたように、心配することはありません。
PageRankが下がったのと同時期にアクセス数も下がっていたとしたら、原因は別のところにあります。
ツールバーのPageRankが、上がったときには素直に喜んでいいと思います。
でも、下がったとしても、気分的には悲しいかもしれませんが、「あら残念」くらいな気持ちで軽く受け流すのが賢明な反応です。
GoogleツールバーPageRank依存症から抜け出すのが、SEO上級者への第一歩です。(笑)