[レベル: 上級]
Googleは、スマートフォン向けGooglebotのユーザーエージェント (User-Agent: UA) を変更しました。
GoogleのJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏がGoogle+でアナウンスしました。
FYI Googlebot just got a new iPhone, and is using it to check out your website.
I updated the blog post to include the new user-agent, we’ll have the other docs updated soon too.
http://googlewebmastercentral.blogspot.it/2014/01/a-new-googlebot-user-agent-for-crawling.html
スマートフォン向けGooglebotには、Googlebot-MobileからGooglebotへとUAが切り替わる重要な変更が2014年2〜3月に加えられました。
今回はどうなのでしょうか?
主要部分は変更なし
次のように変わっています。
- 従来
Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 6_0 like Mac OS X) AppleWebKit/536.26 (KHTML, like Gecko) Version/6.0 Mobile/10A5376e Safari/8536.25 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)
- 現在
Mozilla/5.0 (iPhone; CPU iPhone OS 8_3 like Mac OS X) AppleWebKit/600.1.4 (KHTML, like Gecko) Version/8.0 Mobile/12F70 Safari/600.1.4 (compatible; Googlebot/2.1; +http://www.google.com/bot.html)
「iPhone OS 6_0 ⇒ iPhone OS 8_3」、「Version/6.0 ⇒ Version/8.0」などの変更があることがわかります。
変わったといえば変わったのですが、対応を迫られるサイトはほとんどないはずです。
UAによる振り分けに通常利用する「iPhone」は同じです。
robots.txtでの指定に関わる「Googlebot」にも変わりはありません。
つまり、主要部分は変更なしです。
UAに含まれる文字列の細かな部分も検出するシステムを独自に使っているような環境でのみ、対応が必要でしょう。