Google、動画SEOのベストプラクティスを公開。YouTube動画と技術ドキュメントで解説

[レベル: 中級]

動画 SEO に役立つ新しいリソースを Google は公開しました。
YouTube の動画と検索セントラルの技術ドキュメントでベストプラクティスを解説している。

動画 SEO 向け動画

Google 検索の動画を担当しているプロダクト マネージャの Danielle Marshak(ダニエル・マーシャク)氏が、動画 SEO の基本的なベストプラクティスをライトニングトークで解説しています。

次のトピックに触れています。

  • ウェブで動画を見つけられるようにする
  • 動画構造化データでマークアップする
  • 高品質なサムネイル画像を設定する
  • 動画サイトマップを送信する
  • 動画ファイルに Google がアクセスできるようにする

日本語字幕あり

Marshak 氏は(当然)英語で話していますが、日本語字幕を利用できます。

歯車アイコン⚙️から [字幕] を選択し [日本語] を指定します。

YouTube 日本語字幕

中途半端な機械翻訳ではなく、きちんとした日本語になっています。
英語が苦手な人は利用するといいでしょう。

動画ベストプラクティスのドキュメントを更新

検索セントラルで公開している動画ベストプラクティスのドキュメントもあわせて更新しました。
こちらは新規公開ではありません。
特に重要なガイドラインを強調したり、重複していた部分を削除したりしています。

次のトピックに触れています。

  • Help Google find your videos(Google 動画を発見する手助けをする)
  • Ensure your videos can be indexed(確実に動画がインデックスされるようにする)
  • Allow Google to fetch your video content files(Google が動画を取得できるようにする)
  • Enable specific video features(特定の動画機能を有効にする)
  • Remove, restrict, or update your videos as needed(必要に応じて動画を削除・制限・更新する)

この記事を書いている時点では、日本語ページのドキュメントはまだ更新されていません。
Google 翻訳を利用するか、日本語ページにも更新が入るのを待ちましょう。

動画で検索トラフィック UP⬆

YouTube でのマーケティングはもちろんのこと、ウェブサイトでも動画を公開して検索トラフィックを伸ばしている人も増えているのではないでしょうか?
Google が公開した動画 SEO のベストプラクティスで実行できていないことがあればさっそく取り入れましょう。

僕が所属している Faber Company でも「ミエルカチャンネル」を開設して、動画マーケティングに取り組んでいます。
僕も出演して、さまざまなトピックの SEO を解説しています。
ぜひ、チャンネル登録してください!

宣伝っぽくなってしまいましたが、お詫びついでに興味深いデータを共有します。

ミエルカチャンネルでは、僕のブログの過去記事で人気があるものを動画として再利用しています。
元記事にはその動画を埋め込んでいます。
動画を埋め込んだ記事の多くは、パフォーマンスの向上が見られます。

たとえば、日本から米国の Google で検索する方法を解説した記事は動画を埋め込んだ後から表示回数が 3 倍近くに増加しました。

インプレッション増加

動画を貼り付けることで、スニペットには動画サムネイルが表示されるのでクリック率が上がったページもあります(この記事のサムネイルは 2 月くらいから表示されにくくなった。原因は不明)。

また動画検索にも掲載されるようになりました(でもアクセスは少ない)。

動画マーケティングを始めたいけれどネタがないという場合は、既存コンテンツの再利用も検討するといいでしょう。

もちろん、動画コンテンツを公開する際にはこの記事で Google が推奨するベストプラクティスに従うことを忘れずに。
僕も単純に動画を埋め込むだけではなく、構造化データの追加などベストプラクティスのほとんどを実行できていました。