[レベル: 初級]
『Google 検索の仕組み』のヘルプ記事を Google は更新しました。
数多くの解説を新たに追加しています。
追加コンテンツの一例
たとえば、詳細版の「クロール」セクションには「プライマリ クロール / セカンダリ クロール」に関する説明が追加されました。
プライマリ クロール / セカンダリ クロール
Google は、ウェブサイトのクロールに、モバイル クローラとパソコン クローラの 2 種類のクローラを使用します。各タイプのクローラは、ページにそのタイプのデバイスでアクセスするユーザーをシミュレートします。
Google は、サイトの「メインクローラ」として 1 つのクローラタイプ(モバイルまたはパソコン)を使用します。そのメインクローラで、サイト内のクロール対象ページすべてをクロールします。新しいウェブサイトについては、メインクローラはすべてモバイル クローラです。
さらに、サイト内の 2~3 のページに対して、別のクローラタイプ(モバイルまたはパソコン)による再クロールを行います。これは、サイトが別の種類のデバイスでどのように機能するかを確認するためで、「セカンダリ クロール」と呼ばれます。
プライマリ クロール (Primary Crawl) とセカンダリ クロール (Secondary Crawl) は僕は初めて聞く用語です。
「ドキュメント (document)」の用語解説も挿入されています。
「ドキュメント」とは
Google は、内部的にはウェブ全体を(膨大な)「ドキュメント」のセットとして表します。各ドキュメントは 1 つ以上のウェブページから構成されます。同じドキュメント内のページは同一か非常に似ており、コンテンツは本質的に同じですが、アクセスに使う URL が異なります。ドキュメント内の異なる URL が同じページを指す(たとえば、example.com/dresses/summer/1234 と example.com?product=1234 が同じページを指すなど)場合もあれば、同じ内容のページの別デバイス向けバージョンを指す(たとえば、example.com/mypage はパソコン向けバージョン、m.example.com/mypage はモバイル向けバージョンを指すなど)場合もあります。
Google は、ドキュメント内の URL から 1 つを選択し、それをドキュメントの「正規 URL」と定義します。そして、この正規 URL に対して、ドキュメント内で最も頻繁にクロールとインデックス登録を行います。他の URL は「重複」または「代替」と見なされ、クロールは低頻度でしか行われません。また、検索結果への表示はユーザーのリクエストに応じて行われます。たとえば、ドキュメントの正規 URL がモバイル向け URL であったとしても、パソコンで検索しているユーザーに対してはパソコン向け(代替)URL が表示されます。
※中略
- バージョン: ページのバリエーションの 1 つで、通常「モバイル」、「パソコン」、「AMP」に分類されます(AMP 自体にもモバイル バージョンとパソコン バージョンがあります)。各バージョンには、サイト設定によって、異なる URL(example.com と m.example.com など)を持たせることも、同じ URL を持たせることもできます(動的な配信やレスポンシブ ウェブ デザインを使用すれば、同じ URL で同じページの異なるバージョンを表示できます)。なお、言語のバリエーションは異なるバージョンではなく、異なるドキュメントと見なされます。
※以下省略
Google が公式に使用する、検索関連の専門用語を理解することに役立つ注釈です。
ほかにも大小さまざまな更新が入っています。
『検索の仕組み』ヘルプ記事は、Google 検索の技術的なメカニズムを把握するうえで非常に有益です。
更新したことにより、最新の情報を反映しています。
SEO の知識レベルを上げるためにも一読することを強く推奨します。