[対象: 中〜上級]
GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏は、ページ レイアウト アルゴリズムを更新したことをTwitterでアナウンスしました。
与える影響は、英語の検索においては変化に気付く程度として0.7%以下になります。
Minor weather report: Update of goo.gl/OpIDL launching today. ~0.7% of English queries noticeably affected.
— Matt Cuttsさん (@mattcutts) 10月 9, 2012
ページ レイアウト アルゴリズムは、Googleが今年の1月に展開したアルゴリズム更新で、ページのAbove the Fold(ファーストビュー)に広告が過度に多いサイトの評価を下げることを目的としています。
今回の更新はパンダ・アップデートやペンギン・アップデートに見られるような「データのリフレッシュ」ではなくアルゴリズム本体の調整だと思われます。
なぜならページ レイアウト アルゴリズムは自動化されているからです。
導入時のアナウンスでそのように受け取れる説明をしていました。
If you decide to update your page layout, the page layout algorithm will automatically reflect the changes as we re-crawl and process enough pages from your site to assess the changes. How long that takes will depend on several factors, including the number of pages on your site and how efficiently Googlebot can crawl the content. On a typical website, it can take several weeks for Googlebot to crawl and process enough pages to reflect layout changes on the site.
いずれにしても多くのサイト管理者にとってさほど気にするアルゴリズム更新ではないはずです。
普通に運用していればAbove thd foldを広告で埋め尽くすなんてことはないでしょう。
ページ レイアウト アルゴリズムで順位が下がったという事例もほとんど聞きません。
そもそもユーザーエクスペリエンスを考えたら広告過多になるなんてことはあり得ません。
アルゴリズムで低く評価されるから気を付けるべきという思考自体がズレていますよね。
Googleは短期間に立て続けに更新を実行しています。
EMDアップデートの導入とパンダ・アップデート20のアルゴリズム更新、ペンギン・アップデート3のデータ更新に続くページ レイアウト アルゴリズムの更新です。
ブログ記事にしていませんが画像検索のアップデートも同時期に行なっていた可能性があります。
まさに更新ラッシュです。
Googleは絶えずアルゴリズムを調整しているとはいえ、名前の付いたメジャーなアルゴリズムでかつアナウンスがあったのでページ レイアウト アルゴリズムの更新を、記録の目的も兼ねてこの記事では取り上げました。