[対象: 中級]
GoogleのMatt Cutts(マット・カッツ)氏は、「ページレイアウト アルゴリズム」の更新を実施したことをTwitterで明らかにしました。
SEO folks: we recently launched a refresh of this algorithm: http://t.co/KKSXm8FqZW Visible to outside world on ~Feb. 6th.
— Matt Cutts (@mattcutts) 2014, 2月 10
影響が現れるのは(現地時間の)2月6日以降とのことなので、すでに展開は完了していると考えていいはずです。
変動幅は小さいと推定
Matt Cutts氏は、今回の更新がどのくらいの影響を検索結果に与えるかについては言及していません。
ユーザーが気付く程度の影響としては、初回の更新時は1%未満、2度目の更新時は0.7%未満でした。
WebmasterWorldで、この更新の情報を交換しあうスレッドと2月のランキング変動をディスカッションするスレッドを見ると、2月6日後のタイミングで順位変動を経験したウェブマスターが何人もいます。
ページレイアウトアルゴリズムによるものだと断定することは難しいのですが、多少なりとも検索結果に動きが起こっていそうです。
とはいえ、大騒ぎにはなっていないので検索結果全体に及ぼした影響は、1回目・2回目と同様、限定的と思われます。
少なくとも1%を超えているということはないはずです。
むしろ以前よりも小さそうです。
広告を設置しているサイトを運用しているなら、目に見えるようなトラフィックの減少が2月6日以降(日本だと2月7日以降?)に発生していないかを念のためチェックしておきましょう。
広告を掲載するサイトは再確認
ページレイアウト アルゴリズムは、訪問直後にスクロールしないで見えるページの領域、いわゆるAbove the foldを広告が占有していてユーザーエクスペリエンスを損ねているサイトの評価を下げるアルゴリズムです。
きちんと理解しておきたいことは、Above the foldに広告を設置してあることそれ単体が問題視されるわけではなく、Above the foldの広告がユーザーの閲覧の妨げになっていないかどうかが問われるということです。
多めの広告、大きめの広告をページ上部に設置しているサイトは、ユーザーのページ閲覧を広告がじゃましていないことを再確認しておくといいでしょう。
ユーザーエクスペリエンスを低下させないページ構成は、Googleのアルゴリズムとは無関係に重要なことです。
【参照: ページレイアウト アルゴリズムの履歴】