返品ポリシーの構造化データをGoogleが更新、returnPolicyCountryプロパティが必須に

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返品に関するポリシー情報を指定する構造化データを Google は更新しました。
MerchantReturnPolicy タイプには returnPolicyCountry プロパティが必須です。

返品する国を指定する returnPolicyCountry プロパティ

returnPolicyCountry は、返品する商品を送る国を指定するプロパティです。

一般的には、グローバルで商品を発送している EC サイトが利用することになるでしょう。
発送元と返品先が異なる国のケースもあるかもしれません。

技術ドキュメントのサンプルコードが更新され returnPolicyCountry が追加されています。

returnPolicyCountry プロパティ

必須プロパティだが説明なし

説明したように、返品ポリシーを構造化データでマークアップする場合は returnPolicyCountry プロパティが必須になりました。
ところが、サンプルコードに追加されただけで、必須プロパティのセクションには追加されていません。

returnPolicyCountry プロパティなし

以前と変わらず、applicableCountryreturnPolicyCategory だけです。
推奨プロパティにも含まれていません。

オリジナルの英語ドキュメントも確認していますが、状況は同じです。

サンプルコードだけに追加されているというのは整合性がとれておらず奇妙な感じがします。
フィードバックは送ってあるので、ミスであれば修正されるはずです。

いずれにしても、返品ポリシー構造化データには returnPolicyCountry が必要です。
マークアップしているサイトは更新してください。