URLを正規化するためにGoogleは複数のシグナルを利用する

[レベル: 初級]

URL を正規化する際にさまざまなシグナル(要因)を Google は用います。
想定した URL でインデックスさせるためには、そうした要素に利用される URL をそろえておくことが大切です。

正規化のために使われるシグナル

正規 URL を決定する際に使われる代表的なシグナルには次のようなものがあります。

  • リダイレクト
  • rel=”canonical”
  • サイトマップ
  • 内部リンク
  • 外部リンク
  • HTTPS(一定の条件下では、HTTP の URL よりも HTTPS の URL を優先して検索結果に表示する)

正規 URL、言い換えればインデックスさせる URL を的確に指示するには、上で挙げたようなシグナルで用いられる URL をそろえておかなければなりません。

たとえば、下のような状況にしておくと混在したシグナルを Google に送ってしまうことになります。

  • rel=”canonical” ⇒ https://www.example.com/
  • サイトマップ ⇒ https://example.com/ (www なし)
  • 内部リンク ⇒ http://www.example.com/ (HTTPS ではなく HTTP)

こちらの意思に反し、どの URL を正規 URL にするかの最終的な判断は Google 任せになってしまうでしょう。

この URL をインデックスしてほしいと明確に伝えるためには、シグナルとして用いられる要因での統一した URL の使用が欠かせません。

(このブログにしては珍しく)初歩的な SEO をこの記事では取り上げました。
それでも、大切なことです。

補足として、同一コンテンツではないけれど類似したページを発見した場合は、Google は上記のシグナルを無視し、完全に自分 (Google) の判断で正規化してしまうケースがあることも知っておいてください。

[H/T] John Mueller