Googleの新しい検索インターフェイスはGoogleの思惑とは裏腹にほとんど歓迎されていないようですが、先日のGoogleウェブマスターツールの上位の検索クエリの検索順位データレポート機能は好感触で受け入れられたようです。
気分を良くしたのか、Googleはさらに改良を加えました。
まず、名前が変わりました。
「上位の検索クエリ」から「検索クエリ」に名称変更です。
「上位」という限られた範囲のデータではなくなっていますね。
名前の変更は直接のメリットはないのですが、嬉しいのは「平均掲載順位のデータ」の追加です。
検索順位はタイミングや場所によって常に一定とは限らないので平均値を知っておくことも大切ですね。
日本語のインターフェイスではコラムの項目名も変わっています。
- クリックスルー ⇒ クリック数
- クリックスルー(%) ⇒ CTR
前は直訳で分かりづらかったですね。
なおWebmaster Central ヘルプフォーラムでのGoogle社員のコメントによると、表示回数はGoogle AdWordsでいうところの「完全一致」の検索に相当する検索データになるそうです。
基本的に「そのキーワードがその語順で検索されたとき」だけということですね。
またユニバーサル検索でGoogleマップが出てきて、そのなかに7件のリスティングが表示されていたとすると、その7件も掲載順位に含められてしまうそうです。
つまりユニバーサル検索なしだったら4位なのに、SERPにGoogleマップの7パックが表示されていて自分がそれよりも下だったら11位としてカウントされてしまうということです。
対応できるようにしたいと付け加えています。
スター機能という特徴も加わりました。
気になるクエリには★マークを付けておくと、「スター付き★」というタブのページからすぐにチェックできます。
データはあくまでもただの数字でしかなく得たデータをどのようにいかしていくかが大切ですが、ほしいデータが得られないのではできることが限られてきます。
Googleが提供してくれるデータですから大事に活用したいものです。