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モバイル向けページが評価の対象になる「モバイル ファースト インデックス」の導入をGoogleは予定しています。
モバイル向けページを作らずに、PC向けページとAMP向けページだけを提供した場合、モバイルファーストインデックスではどのように評価されるのでしょうか?
AMPページが、インデックスの対象になるのでしょうか?
GoogleのMaile Ohye(マイリー・オーイェ)氏によれば、AMPページではなくPC向けページが評価の対象になるとのことです。
先週、米ダラスで開催されたState of Search 2016の基調講演が終わった後のQ&Aで、このようにオーイェ氏は答えました。
お伝えしていたように、このカンファレンスには僕も参加していて、その場で聞いていました。
この記事で詳しく解説します。
「PC向けページ+AMPページ」構成ではPC向けページが評価対象に
モバイル向けページを作らずに、PC向けページとAMP向けページだけを提供した場合、モバイルファーストインデックスでは、PC向けページがインデックスされ評価の対象になります。
AMPページはモバイル向けページとしては扱われません。
冒頭で説明したとおりです。
一般的には、PC向けページとモバイル向けページをセットで提供したうえで、AMPページを別に(別のURLで)作成します。
つまり次のように3つのバージョンから1つのページが構成されます。
- PC向けページ
- モバイル向けページ
- AMPページ
RWDは別々に作る必要はありませんが、PC向けページとモバイル向けページがそれぞれ存在することに変わりはありません。
しかし、スマホユーザーに対してはAMPページだけを提供するという構成を採用することが可能です。
存在するのは2つのバージョンだけです。
- PC向けページ
- AMPページ
AMPページでモバイル向けページを代用します。
この構成の場合、評価対象になるのはPC向けページです。
モバイル対応してはいるものの、AMPページではありません。
奇妙な気もしますが、AMPページはあくまでも正規ページのサブセットの位置付けであり、通常ページにあるナビゲーションメニューや内部リンクなどの要素がないことがひょっとしたら理由なのかもしれません。
AMPページだけの場合
一方で、AMPページだけでサイトが構成される場合はどうなるのでしょうか?
スタンドアロン型のAMPサイトを公開することは何ら問題ありません。
たとえば、AMP Projectの公式サイトはAMP HTMLだけで作られています。
つまりPC向けページもモバイル向けページもAMPページです。
AMPページは別ページ(別URL)として存在しません。
とはいえ、モバイル向けページはRWDで構成されておりモバイルフレンドリーです。
したがってこのケースでは、きちんとモバイル向けページ(兼AMPページ)がインデックスおよび評価の対象になります。
Googleの思惑どおりに、モバイルウェブの標準にAMPが本当になるとしたら、AMP Project公式サイトのように、AMPだけでサイトを作るのも面白いかもしれませんね。