[レベル:上級]
Googleは、ウェブページの表示速度を向上させるための“Page Speed Service”(ページ・スピード・サービス)という新しいサービスの提供をまもなく開始することをアナウンスしました。
“Page Speed Service”は、CDN(Content Delivery Network)のようなサービスで、Googleがいったんあなたのウェブページを取得し、余分なHTMLコードの削除やCSSの連結、画像の圧縮、GZIPでの圧縮送信などページの表示時間を短縮するための最適化を実行したうえでコンテンツを返します。
簡単に言うと、Googleがあなたのページのコンテンツをあなたの代わりに高速化処理してユーザーに届けてくれます。
自分のサイトがPage Speed Serviceによってどのくらい速くなるかをシミュレーションできます。
下は僕のブログのホームページのシミュレーション結果です。
クリックすると別ウィンドウ(別タブ)で開いて比較の動画を見ることができます。
僕の場合は、表示時間が0.6秒、割合にして9.5%速くなるようです。
ほとんど変わりませんね。
Googleのテストでは、25〜60%スピードアップしたサイトがあったそうです。
Page Speed Serviceはまだ公開前ですが、ベータテストの申し込みを受け付けています。
ただし申し込みする前に注意点があります。
テストは限られたユーザーに無償で提供されるものの正式公開時には有償になります。
金額は安く押さえるようですがいくらになるかはまだ発表されていません。
また、Page Speed Serviceを利用すると、スピードアップするどころか反対に元のページよりも(かなり)スピードダウンしたというレポートも多く挙がっています。
正式利用するかどうかは一般公開時に決められるでしょうから、それでも試してみたいというチャレンジ精神がおおせいならトライしてみましょう。