[対象: 全員]
Googleウェブマスターツールで「サイトエラー」の警告が頻発しているときは急いで解決しないと検索結果から消滅することがあります。
DNSエラーが多発してそれを放置しておくとインデックスから消えることをしばらく前に説明したことがあります。
しかしDNSエラーに限らず、サイトエラーの状態が長引くとサイトのクロールやインデックス、結果として検索結果に悪影響が出てきます。
Google社員による注意喚起
英語版の公式ヘルプフォーラムで、Google社員のJohn Mueller(John Mueller)氏が次のようにコメントしています。
一般的には、「Googlebotがサイトにアクセスできません」のメッセージは、いつまでも続いているときは特に重大な問題だ。
コンテンツをまったくクロールできない「robots.txt にアクセスできません」と同じようなものだ。robots.txtにアクセスできないメッセージは、Googlebotがサイト内のページにアクセスを試みたけれど応答を得られなかったことを基本的に意味する。最悪のケースを想定して少なくともrobots.txtに再びアクセスできるようになるまではすべてのクロールを延期する(あるいは正常な404のHTTPステータスコードを見るまで)。この種のエラーが1度だけなら通常は問題にはならない。しかし定期的に目にするようであればコンテンツのクロールとインデックスの仕方に著しい影響を与えることがある。次には検索結果での見え方にも影響してくるだろう。通常もっと重要なことは、これに加えて、ユーザーも同じような問題に出くわすかもしれないことだ。
この種の問題を定期的に見るようなら何らかの対処ができないかサーバー管理会社に相談することを強く推奨する。サーバーをアップグレードしたりきちんとしたトラフィックをブロックしないようにファイアウォールを微調整したりすることも時には可能だ。
頻発するなら早急に対処する
Googlebotがサイトにアクセスできない状態が1回や2回あっただけで繰り返しでないなら普通は問題にはなりません。
ですが繰り返し繰り返し何度も発生するのであれば原因を突き止めて対処する必要があります。
サーバー側の問題であることも多そうなのでサーバーを借りている場合は(僕も含めてこのパターンが多いはずです)、レンタルサーバー会社に問い合わましょう。
一向に改善しないなら乗り換えも検討する必要も出てきそうです。
WebmasterWorldでは、出続けているサイトエラーを放置した(放置というより間違った対処法をとっていた)結果、それまで1ページ目に出ていたのに80位より後ろに落ちてしまってヘルプを求めてる投稿が挙がっています。
頻発する「Googlebotがサイトにアクセスできません」のサイトエラーは早急に対処してください。
下のような状態を決して無視してはいけません。w