モバイル向けサイトを運用しているときの、Googleに対するコンテンツの提供方法のベストプラクティスを昨日のエントリで紹介しました。
公式ブログの説明では、Googleは現状ではスマートフォンをデスクトップマシンと同じように扱い、スマートフォンをGooglebot-Mobileのユーザーエージェントで使用することはないとのことでした。
しかし、サーバーログにiPhoneを名乗るUAが記録されていることをGoogleの公式ヘルプフォーラムで伝えたところ、テストとして実行していた可能性があるとGoogle社員のJohn Mueller(ジョン・ミューラー)氏から回答が返ってきました。
この件について、読者のjavaさんがGooglebot-MobileがiPhoneをUAに使っている完全なログをコメントで書き込んでくれました(ありがとうございます)。
IPアドレスが分かったので逆引きして調べてみると、それぞれ
“crawl-66-249-71-136.googlebot.com”
と
“crawl-66-249-72-73.googlebot.com”
という逆引きドメインが返ってきました。
※技術的な話になっていて意味が分からない方はゴメンなさい。
それっぽいですね。
Whoisで調べると、googlebot.comは米Googlgeが登録してるドメイン名でした。
ただUAと同じように、IPアドレスも詐称できないことはないので100%信じることはできまんが。
あと気になるのは、Googlebot-MobileがiPhoneをUAに使ったログをjavaさんが確認できたのは2009年で、2010年と2011年には確認できていないことです。
一時的な実験だったということも考えられます。
(直近のログを持っている人がいたら見せてください)
テストが続いているなら将来的にiPhone用、スマートフォン用の検索結果が導入される可能性もありそうです。
ですが幅広い範囲で行われてはいないのは確実なようです。
ミューラー氏が推奨しているように、Googlebot-MobileがiPhoneを名乗ったからといって特別扱いせず、人間のユーザーと同じコンテンツを見せるようにしておきましょう。